セルライトとは?
夏場にかけて薄着になると気になってくる、セルライト。太ももや二の腕によくみられます。
セルライトは、「脂肪細胞が、体のめぐりが悪くなってできた不要なものを取り込んで肥大化したものが、互いに結びついてできたもの」と考えられています。そして、肌の表面に凸凹としてあらわれてくる、というわけです。
皮下脂肪よりも複雑な状態のため、セルライトはなかなか落としづらいといわれています。
セルライトにも種類がある?セルライトができる原因とは?
セルライトは、セルライトができた原因によって、以下の種類に分けられます。
脂肪型
カロリーが多い食生活などが原因でできるタイプ。セルライトの中でも、最もよくみられる。
むくみ型
血流の悪さが原因でできるタイプ。女性に多くみられる。
繊維型
セルライトを長期間放置した結果、線維化したもの。
筋肉質型
筋肉の上に皮下脂肪が付いてセルライトになったもの。アスリートだった人などにみられる。
また、セルライトができやすい体質もあるようで、遺伝的な要因も関係していると考えられています。余分なエネルギーの摂りすぎもNGですが、毛細血管やリンパの流れが悪いのも、セルライトができる原因の一つといえますね。
セルライト対策に!こんな食生活はNG!
食生活からセルライトをつくらないために、NG食生活をチェックしてみましょう。
塩分の摂りすぎ
塩分の摂りすぎは、むくみの原因。血液の流れやリンパの流れが悪くなるため、体に老廃物が溜まってしまい、セルライトを悪化させる原因にもなってしまいます。
お惣菜を利用したり、外食が多い人は要注意です。
たんぱく質不足
たんぱく質の摂取量が少ないと、血液中のアルブミン濃度が低くなり、むくみの原因となります。
野菜中心の生活で、たんぱく質が不足している女性も多いため、気を付けましょう。
こんな生活習慣もセルライトにはNG
その他、食事だけでなく以下の生活習慣もセルライト対策にはNGだといわれています。
寝不足
寝ている間に細胞の新陳代謝が活発になるといわれているため、睡眠不足は代謝低下の原因に。個人差はありますが、6~7時間は寝るようにしましょう。
運動不足
運動によって、血液の流れやリンパの流れが良くなり、代謝もUPするため、通勤や買い物ついでにウォーキングをするなど、運動を取り入れると良いですよ!
冷え
血行が悪くなると、脂肪も燃焼しにくいため、冷えはNG。
夏場でも、冷房で体が冷えることがありますよね。上着を持ち歩く・温かい飲み物を飲むなど、夏場でも冷え対策をしましょう。
セルライト対策に摂りたい栄養素とは?
カリウム
カリウムは、体の中の余分なナトリウムを体の外に出すはたらきがあります。セルライトの原因の一つである「むくみ」を予防することができます。
カリウムはバナナやメロン、野菜、イモ類、海藻類に多く含まれています。
たんぱく質
たんぱく質は、筋肉や髪、肌など私たちの体をつくる材料です。不足すると、体温も下がりやすく、代謝を悪くしてしまうため、セルライト対策にはしっかりたんぱく質を摂取しましょう。
特に、良質なたんぱく質を含む、赤身肉や魚類を摂取すると良いですよ。
カプサイシン
新陳代謝を促すために、唐辛子もおすすめです。唐辛子の辛味成分であるカプサイシンは、体を刺激して血流を良くしてくれます。
血流が良くなると、新陳代謝も活発になるため、セルライト対策だけでなく、美肌づくりにもおすすめですよ。
カルニチン
牛肉の赤身や羊肉に含まれるカルニチンには、脂肪燃焼効果があります。セルライトは、脂肪の摂りすぎも原因であるため、脂肪を燃やす食事が大切です。
肉=脂肪が多いというイメージがありますが、赤身肉やヒレ肉は脂肪分も少なく、良質なたんぱく質を含んでいるため、セルライト対策に向いています。
ビタミンB群
ビタミンB1は糖質の代謝、ビタミンB2は脂質の代謝、ビタミンB6はたんぱく質の代謝に関わる栄養素です。食事から摂取した糖質、脂質、たんぱく質を体内でしっかりと代謝されるように、ビタミンB群の摂取も忘れずに。
ビタミンB1は豚肉やうなぎ、ナッツ類に、ビタミンB2はレバーやうなぎ、牛乳に、ビタミンB6はカツオやまぐろ、さんま、バナナなどに含まれています。
いかがでしたでしょうか?セルライト対策には運動やマッサージも大切ですが、食事内容の改善も大切です。日頃の食事から、セルライトができないような対策を心がけたいものですね。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。