くまには種類があるって知ってた?
疲れた印象や老けた印象を与えるくま。「一晩ぐっすり寝れば消えるはず」と、くまケアを怠っていませんか?
くまは種類があり、正しくケアしないといつまでも目元に居座ってしまいます。まず、くまのタイプと原因を知っておきましょう。
- 青くま…目のまわりにある毛細血管の血液の流れが滞ると、うっ血して青く見える。眼精疲労・睡眠不足・冷え・ストレスなどが原因。目元が乾燥して目立つことも
- 茶くま…シミの原因「メラニン」が沈着した状態。紫外線対策の不足・目元をこすったダメージ・乾燥による角質の蓄積などが原因
- 黒くま…目元のむくみ、加齢にともなうたるみによって、目元に影ができて黒く見える。たるみの場合、セルフケアでは予防や悪化をおさえるのが限度
自分のくまがどのタイプかは、くまの色で見分けることが可能です。わかりにくいときは鏡の前で目元をやさしく引っ張ったり、上を向いたりしてくまの見え方の変化をチェックしましょう。
- 目元の皮膚を引っ張ったとき、くまが薄くなる⇒青くま
- 上を向いたときに薄くなる⇒黒くま
- 目元にたるみやむくみがある⇒黒くま
- 皮膚を引っ張っても、上を向いてもくまの濃さが変わらない⇒茶くま
複数のくまが同時にできている可能性もあるので、見分ける方法はあくまで目安にしてください。
くまケアの基本は保湿と紫外線対策
目元は顔の中でも特に皮膚が薄いパーツ。さらに、まばたきで常に動いているので、皮膚に負荷がかかっています。そのため、乾燥しやすく、紫外線ダメージに弱くなります。
乾燥と紫外線ダメージはすべてのくまの原因になるので、いずれの場合も「保湿」と「紫外線対策」を徹底しましょう。
保湿には普段使いの顔用クリームを使ってもかまいませんが、本格的なケアにはアイクリームや目元美容液が有用です。
外出時の紫外線対策は、UVクリームなどを塗るだけでなく、UVカット効果があるサングラスを併用するのがおすすめです。
くまケアにはアイクリームが効果的
目元は目の粘膜に近くデリケートなので、低刺激なクリームでしっかり保湿したいもの。アイクリームや目元美容液なら、デリケートな目元に合わせた成分設計である場合が多くなります。
しっかりくまをケアしたいなら、アイクリームや目元美容液を取り入れてみましょう。くまのタイプごとにおすすめの美容成分を紹介するので、商品選びの参考にしてください。
- 青くま…血液の流れを促す成分を。ビタミンE、ビタミンK、ビタミンP、高麗人参エキスなど
- 茶くま…色素沈着を防げる成分で、低刺激なものを。プラセンタ、4MSK、コウジ酸など
- 黒くま…目元のコラーゲン合成を促し、ハリを与える成分を。レチノール、ビタミンC、ナイアシンなど
目元専用アイテムは、複数のくまに対応できる成分設計の商品もあります。自分のくまに合うアイクリームを見つけてくださいね。
タイプ別に取り入れたいケア
次に、くまのタイプ別に取り入れたいケアを紹介します。日々のスキンケアにプラスして、印象的な目元を叶えましょう。
青くまはマッサージやホットタオルで血液の流れを促して
青くまは血液の流れを良くするのがポイントです。マッサージやツボ押し、ホットタオルで目元の血液の流れを促しましょう。時間があるときは、顔全体のマッサージもおすすめ。
また、有酸素運動で体全体の血液の流れを促すのも有用です。適度な運動は、くまケアだけでなく、美肌作りや健康維持にもかかせません。
ウォーキングやランニングなどまとまった運動時間が取れない場合は、早歩き・かかとの上げ下げをするなど、プチ運動をこまめに取り入れてみてはいかがでしょうか。
茶くまは美白ケアで色素沈着を防ぐ
シミが定着してくまが濃くなると、セルフケアでの改善が難しくなります。そのため、茶くまは美白ケアでの予防が大切。また、美白ケアで今ある色素沈着を悪化させないのもポイントです。
ケアアイテムを選ぶときは「薬用(医薬部外品)」がおすすめ。一定濃度の美白有効成分が配合されており、「紫外線によるメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」効果が期待できます。
黒くまは目の周りの筋肉を鍛える
加齢や生活習慣などによって目元の筋力が弱くなると、目元はたるんで黒くまを生じます。目元の筋力低下を防ぐためにも、目の周りの筋肉を鍛えましょう。
目元の筋肉を鍛えると、たるみがすっきりして若々しい印象に見える効果もあります。簡単にできるトレーニングを紹介します。
【トレーニング①】
- ピースサインを両手で作る
- 目を大きく見開いて、両方の目頭に中指を、目尻に人差し指をあてておさえる
- まぶしいものを見るイメージで、下まぶたを引き上げる
1日の中で、10回×5セットを行いましょう。
【トレーニング②】
頬の筋肉を動かさないよう意識して、ぎゅっと目をつむってウインクをします。片目につき100回ずつ行いましょう。1度に100回できないときは、時間を分けてトレーニングしてください。
早めのくまケアでイキイキした目元をキープ
いずれのタイプのくまも、はやめの対策が大切です。特に茶くまと黒くまは、定着してから慌ててもセルフケアでの改善が難しくなってしまいます。
今できるくまケアを取り入れて、美しい目元をキープしましょう。