砂漠の奇跡、黄金、宝石など様々な愛称で呼ばれているアルガンオイルは、今や誰もが一度は聞いたことがあるオイルかと思います。しかし実際のところ、どう美容面に良い効果をもたらしてくれるのか、どのように使用すれば良いのかなど、まだまだご存知ではない方も多いのかもしれません。
ただこのアルガンオイルは優れた万能美容液であり、今注目される納得の理由がそこにはあるのです。
アルガンオイルとは
アルガンオイルとは、モロッコの乾燥地帯のみに自生するアルガンの木から抽出されるオイルの事で、モロッコの半数を占めているベルベル族では、自然落下した実を拾い集めて、昔からこのオイルを作っており、現在でもこのオイルは生活の中には欠かせない物と言われているのです。
使い道が多く、美容や健康面以外では料理でもこのオイルを使用しているなど、今尚幅広く利用されています。このように塗っても口に入れても嬉しい効果が得られるアルガンオイルは、誰もが持っておきたいアイテムの1つなのかもしれません。
アルガンオイルの成分とは
- オレイン酸
- リノール酸
- パルミチン酸
- ビタミンE
アルガンオイルは植物油で、主な成分は悪玉コレステロールを減らし便秘を解消してくれるオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)を始め、肌のバリア機能を高め保湿効果に期待が出来るリノール酸(オメガ6系脂肪酸)、お肌のシワやシミを減らしターンオーバーを正常化してくれるパルミチン酸(飽和脂肪酸)、そして最後にアンチエイジングには欠かせない抗酸化作用のあるビタミンEに関しては、オリーブオイルの約2~3倍程含まれていると言われております。
アルガンオイルの優れた効果
このように優れた成分が含まれている為、美容面や健康面で嬉しい効果が期待出来ると言われています。
肌への嬉しい効果
- 吹き出物やニキビが軽減される
- キメ細かい肌になる
- 毛穴が目立たなくなる
- シミやシワが目立たなくなる
- 肌が柔らかくなる
- ターンオーバーを促進 など
肌以外に、髪や食べた時の効果
- 髪の乾燥を防ぐ
- ツヤツヤになる
- サラサラになる
- 髪の潤いを保つ
- 悪玉コレステロールを減らす
- 便秘解消
- 動脈硬化を防ぐ
- 新陳代謝の活性化 など
天然のビタミンEが豊富に含まれている為、アンチエイジング効果に期待ができます。その他、肌の各角層の間にある細胞間脂質にまで浸透してくれる為、肌の水分と油分のバランスを保ち保湿効果に期待が出来るでしょう。
他にも肌の角質を取り除き、肌の健康を助ける働きがあるので、美白効果に期待が出来たり、肌のキメが整えられたり、肌の弾力を取り戻す事もできるでしょう。
そして、髪に塗り込む事で頭皮を健康に保ってくれたり、食べる事で悪玉コレステロールを減らしてくれるなど、肌以外にも使い方で様々な嬉しい効果が期待出来るでしょう。
アルガンオイルの使い方
アルガンオイルと化粧水
このようにアルガンオイルにはさまざまな使い方がある中、代表的な使い方と言えば、今使用中の化粧水にアルガンオイルを2~3滴垂らして、肌に浸透させるよう染み込ませる事です。一緒に混ぜなくても化粧水前に使えば、美容液替わりにもなるので自分に合う塗り方で使用してみて下さい。
アルガンオイルはお肌に馴染みやすく、パルミチン酸は乳化作用もある為ブースター効果も得られますが、トロッとしたテクスチャーの化粧水では、少し表面上に残りやすくなってしまいます。なのでアルガンオイルとの相性がいい、さっぱりとした化粧水と一緒に使用する事をお勧めします。
クレンジングオイルとして使用する
肌が弱く、肌がすぐに突っ張ってしまうという方は、クレンジングオイルとしてアルガンオイルを使用してみてください。アルガンオイルは天然の油脂成分が界面活性剤の代わりを果たしてくれる為、お肌に優しいにも関わらず綺麗に汚れを落としてくれます。
ただし、つけすぎてしまうと肌にダメージを与える可能性があるので、様子を見ながらつけすぎのないようにしましょう。
頭皮ケアでフケやニオイを予防する
シャンプーの前にぬるま湯で髪をすすいだら、少しタオルドライし、アルガンオイルで頭皮マッサージをしてみましょう。その後、普段どうりに髪を洗えば健康な髪を育てる事が出来るでしょう。
アルガンオイルで内側から綺麗に
ドレッシングとしてかけたり、パスタの上からかけたり、味噌汁に入れたりなど、料理の味付けとして使用してみて下さい。アルガンオイルはナッツのような風味があり、美味しく綺麗と健康を手に入れる事が出来ます。ただし、入れすぎてしまうとカロリーオーバーになりやすい為、入れすぎのないよう気を付けながら食事にアルガンオイルを取り入れてみましょう。
使い方は自分次第、今の生活の中にアルガンオイルを取り入れ、美容面と健康面の両方の悩みから解放されましょう。