冷えが体に及ぼす影響
太りやすく痩せにくい体に…!
冷えは、太りやすく痩せにくいという恐ろしい体になってしまいます。その理由は基礎代謝。
基礎代謝とは何もしなくても消費するエネルギーのこと。この基礎代謝が高いと、生活しているだけで太りづらいなんていううれしい体になれるのですが、残念ながら体が冷えてしまうとこの基礎代謝は下がってしまうのです。すると、太りやすく痩せにくい体になってしまうのです。また、代謝が悪いと老廃物の排出がうまくいかず、むくみやすい体にもなってしまいます。
肌のくすみ・乾燥・青クマ・肌のごわつきも冷えが原因かも…
冷えによる肌への影響。それは、冷えによる血行不良が原因で、肌のくすみ・乾燥・青クマなども招いてしまうのです。冷えは、血行不良を引き起こしてしまうといわれています。
血液は細胞の隅々に栄養と酸素を運び、老廃物を回収する役割を持っているため、冷えによる血行不良になってしまうと肌の隅々まで栄養や酸素が行き渡らなくなり、乾燥やターンオーバーの乱れに繋がってしまいます。特に、血行不良の状態だと新しい細胞をつくる栄養素が足りなくなってしまうため、古い角質が肌表面に溜まってごわつきや、鼻の頭によくできる角栓の原因に。
それだけでなく、紫外線を浴びると生成されるメラニンは通常ターンオーバーとともに排出されるのですが、この状態だといつまでもメラニンが排出されないためシミになってしまうという恐ろしいことにもなってしまいます。
また、血行が滞ってしまうと血色感が悪くなって青クマやくすみの原因に。最近、くすみやクマが気になるという方は、冷える生活習慣やシャワーだけで済ませていませんか?
お風呂に入って夏冷えを撃退!
美肌やダイエットに悪影響を及ぼしてしまう冷えを撃退するには、お風呂が一番。夏は暑くてシャワーだけで済ませがちですが、お風呂に入って夏冷えを取り除きましょう。
美容には半身浴が効果的とよく言われていますが、実はそれ、勘違い!
半身浴はもともと心臓病や高血圧の人のために提案されたものです。お風呂に入ることで血圧が急激に上がって心臓に負担のかからない入浴法なのですが、半身浴だとお風呂に入ることで得られる温熱効果や水圧効果が半減してしまうので、夏冷えを取り除くためには首までしっかり入る全身浴がおすすめです。
また、入浴時間も長ければ長いほどよいと思われがちですが、38℃から40℃程度のお湯に、15分から20分程度の入浴にとどめましょう。短い気もしますが、十分体は温まりますよ。
お気に入りの香りのバスソルトや血行促進効果のある炭酸系の入浴剤とともに入浴すれば、暑さで溜まったストレス解消にも役立ちます。
暑い夏こそお風呂に入って!
暑いからって冷房に当たって、冷たい食べ物・飲み物を摂り続けていると体が冷えてしまい、様々な影響を体に与えてしまいます。冷えは百害あって一利なし。暑いからこそお風呂に入って体を温める工夫をしましょう。