「長所」の欄が空白になっていませんか?
「あなたの長所は何ですか?」そう聞かれたとき、即座に返答できる方はどれほどいるのでしょうか?短所ならいくつも見つかるけれど、意外と長所には悩まされるものです。しかし、それはあなたに長所がないからではありません。自身の良さに気付いていないだけなのです。
そこで今回は、長所が見つからないときに試したいコトをご紹介します。長所と短所をわきまえて、自身を成長させましょう!
1. 「短所」を見つめ直す
長所は見つからなくても、短所なら見つけられるという方も多いと思います。それなら、今一度短所を見つめ直してみてください。あなたの短所は、裏返せば長所になり得るのです。
私の短所は“物事を客観的に見てしまう”ことです。幼い頃から悩み続け、誰に相談しても求める答えは返ってきませんでした。しかし、ある日「それは、短所ではなく長所だ」と言ってくれる人がいました。その冷静さは武器になるよ、と。
自身の短所は、もしかしたら生涯短所としか思えないかもしれません。それでも他人から見たら、あなたの短所は長所に見えている可能性もあるのです。“頑固”なのは“自分を持っている”証拠かもしれません。“泣き虫”なのは“弱さをさらけ出す強さ”を持っているからかもしれません。あなたの短所は何ですか?
2. 長所が見つからないという“謙虚さ”
どうしても長所が見つからないと言う方は、その謙虚さこそ長所であると気付いていないだけなのです。謙虚なあなたは、大胆な行動を起こすというよりは、コツコツ努力するタイプではないでしょうか?そして、すぐに諦めたり、誰かのせいにしたりすることもないはずです。これだけでも、あなたにいくつも長所があることが分かります。
「自分には長所なんて、ない」と思い込んでいる方は、どうして長所が見つからないのかを考えてみましょう。心の中で、これもダメ…あれもダメ…と押し殺している気持ちはありませんか?自分に厳しいことは悪いことではありませんが、長所を掲げることも自分を律するうえでは必要なことなのです。
3. 周りの人に聞いてみる
1番良いのは、周りの人に「私の長所って何だと思う?」と直接聞くことですが、これは意外と勇気がいることですよね…。それなら、普段人によく言われることを思い返してみましょう。優しい、元気、面白い…それこそがあなたの長所なのです。
しかし、これだけではありきたりなものに思えてしまい、さらに自分を悩ませることになるかもしれません。そういうときは“優しい”や“元気”を他の言葉に言い換えてみて。聞き慣れた言葉でも、辞書を引くと新しい解釈が見つかるはずです。
あなたの長所は、周りの人の言葉に隠れています。何気ない会話から長所を見つけ出しましょう!
4. 見つからないのなら“作る”
長所が見つからない…と何日も悩むぐらいなら、長所を作ればよいのです。例えば、何事も諦めない人になりたいのであれば、諦めない自分になるよう努力しましょう。そうした前向きな姿勢は、あなたに備わっている良い部分を引き出してくれるはずです。
人は単に意識をするだけでは、変わることは難しいといわれています。求める長所を持った自分になるためには、まず行動を変えてみましょう。それは、毎日1駅分歩くとか、日記をつけるとか、一見長所作りとは関係ないように思えることでもよいのです。行動を変えることで意識が変わり、意識が変わることで長所ができるはずです。
長所がない人なんて、いないのだから
多くの方は長所がないと思い込んでいるだけで、実際には見つけられていないだけなのです。普段から自身と向き合うことに慣れていなければ、長所を見つけることは難しいでしょう。
自身の長所と短所を見つめ直すことで、新しい自分に出会えることもあります。あなたにとって意外とも思える長所は、これからの人生をより良いものにする力を秘めているはずです。ひとつでも多くの長所を見つけて、人生を豊かにしませんか?