将来を見据えて考えてみよう
一般的に、男性より女性の方が“結婚”を現実的に考える時期は早いでしょう。というのも、女性には妊娠・出産のタイムリミットがあります。
人生計画を逆算すると、それなりに“大人女子世代”になれば、必然的に彼との結婚を意識する方が多いはず。結婚相手によっては良くも悪くも人生が大きく変わりますから、ここは慎重に見極めていきたいところですよね。
あなたの理想とする未来をざっくりと想像してみてください。きっと「ここだけは絶対に叶えたい!これだけは絶対に譲れない!」そんな部分、ありませんか?そう、それこそがあなたが最も重視すべき“相性”なのです。
性格はひとことでまとめられない
きっと理想の未来を想像して、「あぁ、やっぱり私は性格が合う彼がいいな」と思った方、多いかと思います。確かに性格ってとても重要です。
でも“性格が合う人”と、そんな大きな括りで相性チェックしていたら、きっとあなたは分からなくなってしまうでしょう。なぜなら、性格は色々な要素の相性が集まって総合的に“性格”とまとめてしまっているから。
例えば、普段はバリバリ働く女性がいたとします。でも休日になるとその彼女は、自宅から一歩も出ずに映画を見て過ごすのが好きなインドア派。でも、わざわざ映画館へ足を運んでまでは観に行きたくないタイプであるとします。と、ここまででこの彼女が映画好きのインドア派だということは一目瞭然ですよね。仕事がある日の彼女の姿からは想像がつかない休日の過ごし方かもしれません。
そして、彼女は映画が好きだけれども、それよりも一歩も自宅から出たくないという部分が勝っています。イコール、彼女は自宅で過ごす休日に、もしかしたら映画以外に興味を抱くものと出会えれば、そちらにハマる可能性もあるということです。
でも深くお付き合いしてみないと、相手側からしたら“映画好きの彼女”という印象に。それも間違ってはいませんが、本当の彼女を知ればまた違った印象になるはずです。
ここで言いたいのは、表面上だけでなく、最初のうちに深いところまで話を掘り下げていけば、ある程度お付き合いしてからの「こんなはずじゃなかった」をなくすことができるのです。
共通の趣味を作れる2人なら…
よく、共通の趣味を持つカップルは長続きしやすいと言いますよね。趣味を通じて出会い、恋愛関係に発展するというパターンも多くあります。
でも、なぜ趣味が同じだと長続きするのか…その理由は、デートプランにお互いが満足できているということが大きいのです。趣味が同じであれば、“やりたいこと”や“行きたいところ”が同じであり、さらに“楽しいと感じる部分”が共通するので自然と「この人とは“相性”が合うな」と感じるのです。
そして恋愛初期の後のマンネリ期も、同じ趣味を持つ2人なら会話がなくなることもなく、話題が尽きないので趣味が合わない2人や無趣味の2人よりもマンネリ化しにくくなります。また、安定期に入ったら今度はその趣味を更に極める、もはや“同志”のような関係性へと成長できるのです。
するとまた自然と「この人と将来を共にしたら何でも乗り越えられる気がする」と運命を感じるようになるのです。ちなみにこれはどちらかといえば女性よりも男性に多い心境変化です。
共働きの夫婦が増えている現代でも、女性には産休や育休がありますが男性にはありません。やはり“一家の大黒柱”になる覚悟は今の時代の男性も感じるのです。ですから、やはり結婚となると大きなプレッシャーに押し潰されそうになるのです。でも、趣味を通して「もし何かあっても彼女とならば、彼女がそばにいてくれるのなら、俺頑張れるかもしれない」と、勇気を与えるきっかけになりやすいんですね。
必然的に金銭感覚も近い人が多い
さて、ここで現実的な思考を持つ女性は、やはり結婚となると経済力や金銭感覚も気になるところですよね。先ほど、共通の趣味を持つ2人ならば性格も合うことが多いと述べましたが、実はこちらお金の面でのジャッジをするにもとても有効なのです。
なぜなら、趣味にかかるお金、かけている金額である程度のその人の経済力や金銭感覚はチェックできるから。彼の趣味に全く興味がない彼女であれば、彼のそのゴルフクラブが一体いくらなのか、愛用しているカメラはどれくらいのレベルなのか、わからないでしょう。でも趣味が同じなら分かりますよね。買い足しの頻度や趣味にかける金額、そしてその趣味のスケールなど、把握できる部分はたくさんあります。
相当、極めている人や稼ぎを全て趣味に費やしてしまう…という一種のオタク気質ではない限り、自分の稼ぎに見合った金額の道具や、自分が動ける可能な範囲で趣味を楽しもうとしますから。
無趣味ならば…または片方にしか趣味がないならば…
とはいえ、仕事に追われて趣味どころじゃない!という方も多いでしょう。案外、無趣味な人って多いのです。仕事のある日のデートは食事をして軽く飲む、休日のデートは食事をしてお買い物か、映画か、お家デートか、たまに旅行?…決して悪いとは言いませんが、何か共通のモノを見つけないと必ず飽きがきます。マンネリもします。ちなみに2人ともお酒好きだから共通の趣味はお酒…というのは趣味として認めない方が身のためです。
理由はただひとつ。相手があなたでなくても、彼でなくても成り立つからです。先ほども言いましたが2人で極めていけるもの、それにより“同志”のような感覚になり、彼の結婚意欲を掻き立てられ、またお互いに「この人とならば…」という自信になるものこそが持つべき共通の趣味です。ただ、2人ともお料理が趣味で、2人でメニューを決め、買い出しへ行き、仲良く一緒にキッチンに立てていて、その後にお酒を飲みながら語り合うのが2人の共通の趣味というものならアリだと思います。ただ和食はあなたが主導権を握り、洋食は彼が…のように上手に主導権を譲り合い、あくまでも仲良くできるのであれば、の話です。
話を戻しますが、無趣味カップルならば何か2人で挑戦するものを探すデートから。一緒に見つけた2人の趣味は将来かけがえのないものになるでしょう。
またはどちらかにしか趣味がない場合、もし彼に趣味があり、でもあなたは全く興味がない…それでも一度はチャレンジしてみましょう。思いの外、ハマるかもしれませんよ。趣味って結構な確率で「まさか自分がコレにこんなにのめり込むなんて!」みたいなスタートが多いもの。
でも、あなたの趣味に彼が興味を示さない場合は、残念ですが無理強いしない方が良いかもしれません。男性は教えるのは好きでも、教えられるのってどこか屈辱的だと感じる方が多いからです。その場合は、2人で新たな趣味探しを!
最後に…
「経済的に余裕があって、性格も合って、顔もタイプならいいな」とそんな高すぎる理想を掲げていると、婚期を逃してしまうかもしれませんし、運命の彼を危うく見過ごしてしまうかもしれません。
確かに経済力は結婚において、とても大切です。もちろん貧しいよりも豊かな方が良いに決まっています。ただ、大人女子ならば肝に命じておきたいのは“絶対的な安定”はないということ。現時点でとても裕福な彼でも、もしかしたらいつかその経済力が破綻してしまう日が来るかもしれませんし、肩書きが立派で一流企業に務めていても、もしかしたら精神を病んで退職してしまうかもしれません。「そんなこと、あるわけないでしょ」と、まさかのまさかまでは誰にもわからないこと。
それならば、もし彼がドン底に落ちた時、一緒に助け合える関係性が築けるのか、築けないのかで判断してみませんか?もちろん彼にも、あなたがどんなことになっても支えていきたいと思ってもらわないといけません。
信頼関係を、特に恋愛関係の男女で築くのはとても難しいですが、そのために共通の趣味を持つことが何より有効なのではないでしょうか。そして、そんな彼こそがあなたと相性が合う運命の彼なのでしょう。