乾燥によって「皮膚が硬くなっている」「皮膚が切れている」などという、何らかの症状がお肌にでてしまっている人はいませんか?
そんなときは、できるだけ早く「お肌のトラブルを鎮静化させたい!」と思うのが当たり前ですよね!
そこで今回の記事では、乾燥によるお肌のトラブルを静める効果が確認されている「薬用・医薬品ローション」をご紹介します。
併せて「なぜ医薬品だと保湿力が高いのか?」「医薬品と化粧品の違いってなに?」といった疑問にも触れていきたいと思うので、ひどい乾燥肌に悩む女性必見です◎
保湿ローションとは?
保湿ローションとはその名前のとおり、保湿効果に長けた液体のことです。
ひと口に「保湿ローション」といっても、発売しているメーカーによって配合されている保湿成分には違いがでてくることも!
・セラミド
・アミノ酸
・ヘパリン類似物質
といった保湿効果に優れた成分をしっかりと配合してある保湿ローションは、そうではないローションに比べるとその保湿効果は一目瞭然◎
「乾燥からお肌を守りたい」「潤いが欲しい」「肌を柔らかくしたい」と願うのであれば、まずはお肌の水分量を確保して保湿ケアを徹底させましょう。
保湿ローションの種類はこんなにたくさん!
保湿ローションの種類は実にたくさん!
デパートのコスメカウンターを始めドラッグストアや通販で購入できる保湿ローションなどのスキンケア用品は、薬事法の規定によって「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」の3種類に分けられています。
分類されているカテゴリーによって「効果・効能の範囲」が明確に分別されているので、それぞれの特徴をまとめてみましょう。
化粧品
化粧品とは、「清潔にする・美化する・健やかに保つ」といった目的で製造されている製品になります。
医薬部外品に認められている「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「皮膚の殺菌」などといった効果効能は認められていません。
医薬部外品
厚生労働省が認めた「効果・効能に有効な成分」が一定の濃度で配合されているものを、医薬部外品と呼びます。
医薬部外品は「防止・衛生」を目的に作られていて、シミやシワを予防する美白化粧品などに多く見られます。また、医薬部外品には「殺菌や美白」などといった効果が確認されている有効成分が配合されているため、「薬用」と表示されることが許可されているんですよ!
ただ、こちらはあくまでも「予防目的」に作られているものです。乾燥による肌荒れがひどい場合は、医薬部外品ではなく、次にご紹介する「医薬品」の方が適している場合もあります。
医薬品
医薬品とは、厚生労働省が認めた有効成分が配合されている「薬」のことです。化粧品や医薬部外品との決定的な違いは、病気の「治療」を目的として作られているということ!
従って、医薬品は「すでに何らかの症状が発症してしまっている人」「症状の鎮静化を望む人」に最適といえるでしょう。
医薬品には医師が処方するものと、ドラッグストアなどで購入することができる大衆薬(OTC)の2種類が存在しますが、医薬品の保湿ローションは「皮膚科」「専門クリニック」などを受診して処方される場合が多いですよ。
このように、ひと口に「保湿ローション」といっても、有効成分の配合されていない化粧品からしっかりと効果を表示できる医薬品まで、その種類は実にさまざまです。
「とにかく乾燥が気になる」「乾燥による肌荒れが治らない」など、乾燥によって何らかのトラブルが発生している場合は、有効成分の配合されている「医薬品の保湿ローション」で、速やかに肌の鎮静化を図りましょう!
乾燥してることすら忘れちゃう♡しっとりが続く医薬品保湿ローションランキング
ここでは、先ほどご紹介した「薬用・医薬品の保湿ローション」をランキング形式でご紹介します。
第4位 ユースキンI ローション 130ml【第3類医薬品】
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こちらの保湿ローションは「医薬品」なので、乾燥による肌荒れ症状がすでに現れてしまっている人におすすめです。
皮膚の生理機能を改善し、かゆみを止める効果のある乳液ローションで、手にだしたときは乳液のようなテクスチャーですが、お肌に伸ばすと水のように変化してぐんぐん浸透していきます。
「乾燥で顔がかゆい!」という人は、1度試してみてください!
第3位 薬用ユースキンS ローション 150ml(敏感肌用 保湿ローション) 【医薬部外品】
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便利なポンプタイプで、家族全員で手軽に使用することのできる薬用保湿ローションです。ジェルタイプでお肌にスルスルと伸び、低刺激でベタつかないので全身に使用することができますよ!
「無香料・無着色・弱酸性・アレルギーテスト済み・パッチテスト済み」という、低刺激性にとことん配慮したこちらのローションは、ベストセラーになっているほど人気を集めています◎
医薬部外品なので、「乾燥は気になるけどそこまでひどい症状が発生していない」という人向きの保湿ローションです。
第2位 ヘパソフト 薬用 顔ローション 100g【医薬部外品】
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ヘパソフト 薬用顔ローションは、皮膚科などでも乾燥対策として処方される外用薬に配合されている「ヘパリン類似物質」が配合された、顔用の薬用ローションです。
3つの有効成分(ヘパリン類似物質・グリチルリチン酸ジカリウム・アラントイン)が、お肌の乾燥や肌荒れに徹底アプローチ!
こちらは医薬部外品ではありますが、配合成分には「抗炎症作用のあるもの」「外用薬に配合されているもの」が多く、医薬品に近い保湿ローションといえそうです◎
もちろん保湿効果も抜群で、高圧乳化技術を採用してしっかりとお肌の潤いを守りつつ、いやなベタつきを抑える工夫が凝らされています。
第1位 ヘパリン類似物質外用スプレー0.3% 【外用薬】
私的な第1位の保湿ローションは、乾燥肌+軽いアトピー体質である私の子どもが愛用しているこちらの保湿ローションです。外用薬なのでもちろん市販で買うことはできず、病院へ受診をして医師に処方してもらう必要があります。
ヘパリン類似物質を含む保湿剤は、皮膚科へ行くと必ずといってもいいほどお目にかかる「医師の定番保湿剤」◎。こちらのスプレータイプの保湿ローションは、とても軽い付け心地なのにしっとりとお肌が落ち着いてくれます。さすが外用薬!
掛かりつけの先生は「女優さんも愛用するほど肌にいいんだよ~」と、こちらの保湿ローションをベタ褒め。私も乾燥がひどいときは、このスプレーを化粧水代わりに使用させてもらっていますが、やっぱり保湿効果が違うなぁ……と感じます!
保湿ローションの後はクリームで潤いを閉じ込める!
薬用・医薬品の保湿ローションはお肌に潤いを与えると同時に、「抗炎症作用」「鎮静効果」といった効果もありますが、その後の「潤いを閉じ込める作業」も大切です。
ということで、最後に「薬用・医薬品のおすすめ保湿クリーム」をご紹介します!医薬品保湿ローションとセットで使って、乾燥をやっつけましょう◎
薬用フタアミンhiクリーム 130g【医薬部外品】
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発売以来30数年間に渡って愛され続けている、ロングセラーの薬用保湿クリーム!
保湿クリームにありがちな「尿素」を含有していないので、尿素の刺激に弱い人には特におすすめのクリームです◎
口コミで何度も1位を受賞したことからも、その効果の高さがうかがえますよね♪薬局にも置いてあることが多いフタアミンhiクリームは、化粧下地としても使用できるというオールマイティーさが人気の秘訣。
その他にも「マッサージクリームとして」「身体のボディクリームとして」「ハンドクリーム代わりに」「ひげそり前後のケアに」など、用途はたくさん♡
また、あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・にきびに効果があるだけではなく、日やけによるシミ・そばかすまで防いでくれる優秀保湿クリームです!
ヒルドイド ソフト 軟膏0.3%
こちらも我が家で大活躍の医薬品保湿クリーム、その名も「ヒルドイド」。皮膚科で処方されて使い始めたこちらの保湿クリームには、上記でご紹介した「ヘパリン類似物質」が配合されているので、血行を促進させて皮膚を守ってくれる働きがあります。
ヒルドイドはネット上で「美容クリームとして使える!」と拡散されていますが、実は「目元への使用は禁止」されているんです!
皮膚科医曰く、目元は他の部分に比べて皮膚がとても薄いので、高濃度で配合された有効成分を塗ると刺激になってしまうからなんだそうですよ。
目元以外の乾燥対策であれば、皮膚科で処方されるこちらのヒルドイド軟膏もおすすめです!
肌の乾燥を改善させるなら“医薬品の保湿ローション”で決まり!
・肌が乾燥によって切れている
・粉を噴いている
・皮がめくれている
などといった症状が現れている場合は、一刻も早く「医薬品」「医薬部外品」の保湿アイテムの使用をおすすめいたします。
有効成分の効果は「化粧品<医薬部外品<医薬品」の順に高くなるので、できれば皮膚科へ受診されて「医薬品の保湿ローション」を手に入れてみてくださいね!
私が愛用している保湿ローションは皮膚科でいただいた「外用薬=医薬品」なので効き目が高く、頑固なガサガサ肌でも数日でしっとりとした落ち着きを取り戻します。
保湿ローションを購入するために皮膚科へ受診するのは手間に感じることもありますが、過度に乾燥したお肌にはやっぱり医薬品のものが最適ですよ◎
春はもうそこまでやってきていますが、まだまだ寒くて乾燥しやすい気候は続きます。季節が変わるごとに衣替えをするように、化粧品も季節に合ったものを使用したいですね。
参考:花王株式会社