今のアラサー世代が小学生だったとき、クラスに1人や2人は歯の矯正をしていた子がいたのではないでしょうか。
そのときは、「自分には関係ない」「針金がカッコ悪い」だなんて思っていたかもしれませんが、時を経て大人になったとき「やっぱり歯並びって大事!」と実感している人も多いはず。それに歯を矯正すると美容にも良いという噂も気になりますよね。
しかし実際、どれくらいの期間がかかりどれほどの費用が必要なのか。それに、歯を矯正することでどんな風に美容に影響してくるのかも気になります。
そこで今回は、今気になる歯の矯正事情を徹底解説しちゃいます!
最近、歯の矯正をしようとしているアラサーが増えている!?
ちょっと前までは、歯の矯正は小学生などのうちにするものだったと思います。でも、最近は大人になってから歯の矯正を始めるアラサー女性も多いみたいですよ。
彼女たちになぜ矯正をしようと考えたのか話を聞くと、「歯並びがキレイなほうが見た目も良い」という意見や、「歯並びが悪い=育ちが悪いと海外では捉えられるらしいから…」といった意見まで。
確かに歯並びが悪いと海外では就職に不利だともいいますし、国際化が進む今だからこそ気になりだすのかもしれません。それに最近では眞鍋かをりや相武紗季など、大人になってから歯を矯正する芸能人も多く見かけます。
「小顔になるから」や「姿勢が良くなって見た目もスッキリするらしいから」といった美容に関する意見もよく聞かれました。でもそれって、単なる噂に過ぎないのではないでしょうか。早速調べてみようと思います!
「歯を矯正すれば小顔になる」ってホント?
歯並びが悪いと噛み合わせの悪さに繋がり、エラが張ったような顔つきになってしまいます。しかし歯並びを整えることで噛み合わせが良くなるので、これまで顔を大きく見せていた、変な風についてしまった無駄な筋肉をとることができるんです。結果、小顔に見えるというわけですね。
それに、歯並びを治すことで顔の歪みも改善されるので、それによる小顔効果にも期待ができます。
確かに私の周りでも、歯を矯正したことによってフェイスラインがはっきりした女性は多いです。特に丸顔だとその違いが分かりやすいようですね。
ちなみに噛み合わせが整うと正しく咀嚼ができるので、“きちんと噛んで”食事ができるようになります。そうすると脳の満腹中枢が刺激されやすくなるので、ダイエットにも良いそうですよ。
肩こりや生理痛も治るの?
そもそも肩こりは、体のバランスが悪いことで起きやすくなるものです。そのバランスを整えるために噛み合わせを良くすることも、方法の一つ。噛み合わせが良くなると肩こりだけではなく、腰痛やめまい、生理痛や生理不順なども解消へと向かうといわれています。
友人Aは、長いこと生理痛に悩まされていたのですが、歯の矯正後に「生理痛が軽くなった」といいます。また歯の矯正によって姿勢が良くなり、血行不良が改善され、冷え性も軽くなったそうですよ。
矯正の方法、期間や費用が知りたい!
矯正が体に良さそうなことは分かったけれど、どれくらいの時間がかかってどれくらいの費用が必要なのかも気になりますよね。
矯正の仕方や費用、期間はクリニックによってさまざまですが、大まかに分けると3つあります。まず1つめは表側に矯正装置をつける「ラビアル矯正」と呼ばれるものです。今のアラサーが小学生や中学生のときによく見かけた矯正がこれにあたると思います。費用は約50万円~、期間は1年半ほどです。
2つめは歯の裏側に矯正装置を装着する「リンガル矯正」です。器具が見えにくいので、大人になってからの矯正ではこれを選ぶ人は多いみたいですね。ただし、お値段は少々お高め。だいたいのクリニックの場合約100万円~で、期間も2年ほどかかります。
3つめはマウスピースを装着する「マウスピース矯正」です。これはその名の通り、透明なマウスピースを歯にはめて歯の位置を正していくというもの。取り外しも可能なので、マウスピース矯正に魅力を感じる人は多いようです。
しかし1日20時間は装着していなければいけないですし、違和感もそれなりにあります。最初は魅力を感じていても、他の方法に変える人がほとんどなので、歯医者さんでもあまりおすすめはされていないのかもしれませんね。
痛かったという声も……歯の矯正をしたリアルな感想を聞いてみた
歯を矯正してみてどうだったか感想を聞いてみると、ほとんどの人が「やって良かった」と答えています。笑顔に自信が持てたり、もちろん美容の面でも嬉しい変化があったからです。
でも、敢えてマイナス面を挙げてみましょう。ある女性は大人になってから歯の矯正をしたものの、器具が痛くて全く食べ物が口に入らず、しばらくスープだけで過ごしていたそうです。結果、食べられなかったおかげで痩せたそうですが、最初はきつかったみたいですね。
他にも、矯正後にほうれい線が目立つようになったという人もいます。ほうれい線ができるのは、多くの場合、抜歯を伴った矯正です。もともと歯があったところに歯がなくなると口元の皮膚がたるんでしまうんですね。しかしこれは医師の技術によって回避することが可能だそうですよ。クリニック選びも大事なポイントになってきそうですね。
3,000円以内で可能!?市販の器具でも歯の矯正はできる!
ここまでで矯正の方法や費用について説明してきましたが、はやり費用がネックになっている人もいると思います。そんなあなたには、歯の矯正用のマウスピースであれば市販されているので、それを使ってみるという手もありますよ。
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口コミを見てみると、一番おすすめなのは『Grocia』のデンタルマウスピースです。
「歯のズレがなくなった」や「前歯の位置が正しい位置に戻った」など効果が現れている人が多いようですね。
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また『ajaflowers』のデンタルマウスピースの評判も良さそうです。最初は違和感があるものの続けると少しずつ効果が実感できるみたいですよ。
しかし注意したいのは、どれも軽度のものには効果が期待できるという点です。ガッツリと矯正をしたいと考えている人には少し無理があるかもしれません。
大人になってからの歯の矯正は少し前まではあまり考えられませんでしたが、今はとっても多いんです。器具が見えないような矯正もできるし、なによりお金に余裕があるので自分できちんとしたクリニックを選んで処置できる点も魅力的ですよね。
歯並びが良くなると笑顔に自信がつくだけではなく、小顔になったりダイエットできたりとメリットがいっぱい。これまで気になっていたけど手が出せなかったという人は、この辺りでそろそろ大人の矯正を考えてみても良いかもしれません。
参考:湘南美容クリニック、共立美容外科、モア矯正歯科