先日、トリップアドバイザーが口コミ評価をもとに「旅好きが選ぶ!日本の神社仏閣ランキング2017」を発表しました。栄えある第1位に輝いたのは三重県にある「伊勢神宮」。
神社やお寺を訪れる楽しみは「パワーをもらえる」「雰囲気が好き」などいろいろありますが、なかでも最近女性に人気なのが「御朱印集め」。
はたして、御朱印集めとは何なのでしょうか。その魅力について紹介していきましょう!
「御朱印」って何?
御朱印は、おまいりした証となる美しい文字と印のことです。神社やお寺で、ひとつひとつ丁寧に書いてくれる手書き印は、同じ人が書いても同じように仕上がるわけではなく、訪れた日によってもまた趣が変わるので、同じものは2つとありません。
もともと御朱印をもらうには写経を書き写しておさめる必要がありましたが、江戸時代に観光でおまいりする人が増え、写経をせずとももらえるようになったそう。
参拝した年月日、寺社名、まつられている神さまなどがわかるようになっており、よくよく確認してみると家康や信長といった戦国武将、剣豪・宮本武蔵など、まつられている神さまが意外な人物だった! なんて驚くことも。
御朱印はおまいり後に社務所や納経所と呼ばれるところ、あるいは受付でもらうことができます。大体300円ほどおさめる人が多いようです。
「御朱印集め」をすると、どんなメリットがある?
御朱印は心からおまいりをして、その神社やお寺と縁を結ぶという意味合いがあります。「御朱印集め」は気になる神社やお寺に出向き、その場所の神さまと親睦を深めることができるものです(一度訪れた神社やお寺で、また御朱印をもらうこともできます)。
御朱印をもらうことで、そこにどんな神さまがまつられているかを知ることができ、神社の背景や歴史を学ぶことができます。人の手でうみだされた美しい書にふれあうことができ、すがすがしい気持ちを感じられるという人も。
また御朱印はひとつひとつが個性的でユニーク! 赤・青・黄・緑などカラフルで見栄えのするものや、招きねこ、だるま、力士など愛着のわくめずらしい押し印、うねるような豪快な筆さばきなど、表情豊かな文字と出会えるのも魅力です。
御朱印集めのキッカケにも。「御朱印帳」がかわいすぎ!
最近では御朱印を書いてもらうための御朱印帳がインターネットでもたくさん発売され、「和な雰囲気がかわいい」と人気になっています。
お寺や神社にはオリジナルの御朱印帳があるところもありますが、たくさんのデザインから選びたいという人には通販が便利。個性的で、かわいいものを厳選して3つ御紹介しましょう。
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・くろちく 御朱印帳 花筐
約18cmx12cmx1.4cmと一般的なサイズの、表裏にちりめん生地を使用した御朱印帳。椿柄がありそうでない、レトロなデザインです。
口コミではこの御朱印帳を使っていたら巫女さんに「素敵な御朱印帳ですね!」などと話しかけてもらった人も!
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・千糸繍院 御朱印帳
西陣織の金襴、及び緞子生地で装丁された48ページの御朱印帳がこちら。表紙の「御朱印帳」という文字部分は刺繍仕上げで立体感があるそう。
美しさと気品にみちたこの御朱印帳をもって出かけるのが、待ち遠しくなりますね。
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・京都クラフト 朱印帳
こちらの御朱印帳はオフホワイトがベース。そこに、ブルーカラーで森を感じさせる不思議なイラストが描かれています。
ベーシックなものは使ったことがあるという人や、和柄以外を選びたい人におすすめです。人とかぶらないのもいいですね。
御朱印帳は、ジャバラ折りが一般的です。表面がおわったら、今度は裏面を使うので覚えておきましょう。
なかにはジャバラ折りではなく紐でとじられたもの、中身が交換できるものもあります。いろいろ探してみると楽しめそうですね。
御朱印集めで「やってはいけない」こと
前述したように、御朱印をもらうことは「神さまと縁を結ぶこと」と同じです。神仏に敬意を払っていただく貴重なものなので、必ず参拝することが大事です。
参拝せずに御朱印だけもらうことは、マナー違反と覚えておいてくださいね!
また、神社やお寺のなかには御朱印をもらえないところもあります。お出かけする前は、訪れるところが御朱印をくれるところかどうか、事前に確認してみてくださいね。
参考:PR TIMES、『御朱印ブック』八木 透 (監修)(日本文芸社)