海外メディアRoadtoVRは、2017年4月17日の記事において、リドリー・スコットが自社にVR部門を創設したことを報じた。
映画「エイリアン」「ブレードランナー」を監督して名声を確立し、最新作「エイリアン:コヴナント」の公開を控えている同氏は2015年に「オデッセイ」も監督している。同作品に関連してVRコンテンツ「The Martian VR Experience」(トップ画像参照)も制作されており、同氏は近年VRとの関わりを深めている。
こうしたなか、同メディアによると同氏の名前を冠した映像プロダクション「RSA(Ridley Scott Associates)」に、新たにVRコンテンツ制作を担当する部門「RSA VR」が創設された。
同部門の新設に関して、同プロダクションを運営するJules Dalyは、以下のようなコメントを述べている。
わたしたちはここ数年来VRと深く関わっており、このほどRSA VRを新設することは、RSAというブランドの名のもとに没入的なメディアにさらに深く関わっていくことを、エンターテインメント市場に対してお約束することを意味しています。
…リドリー・スコットは長年クリエイティブなテクノロジーの開拓者として知られており、RSAにはVRという独自の映像言語に精通した素晴しい人材もいます。
わたしたちは、今後クライアントに対して良質なVRコンテンツを提供できることをたんへん嬉しく思っております。
同部門でVRコンテンツ制作を統括するのは、「The Martian VR Experience」を手がけたJen Dennisがその任にあたる。
ちなみに同部門では、すでに13のVRコンテンツ制作プロジェクトが動いている、とのこと。そうしたプロジェクトから近日中にリリースされるのが「エイリアン:コヴナント」に関連したVRコンテンツだ。
RSA VRのように、今後ますます映画とVRコンテンツのコラボレーションが増えるかも知れない。
リドリー・スコットが自社にVR部門を創設したことを報じたRoadtoVRの記事
http://www.roadtovr.com/alien-blade-runner-director-ridley-scott-launches-vr-film-division/
リドリー・スコットが創設したRSA VR公式ページ
http://www.rsafilms.com/usa/vr/featured/
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