海外メディアRoadtoVRは、2017年3月6日の記事において、NVIDIAによるVR・ARコンテンツ・コンテストを紹介した。
同メディアによると、GPUメーカー最大手のNVIDIAは、2017年5月8日から11日までアメリカ・カリフォルニア州のサンノゼで、GPUメーカーが一堂に会するカンファレンスGTC(GPU Technology Conference)2017を主催する。
同社は、GTC2017と同時開催で、VR・ARコンテンツを対象としたコンテスト「VR Content Showcase」を行う。
同コンテストの最大の特徴は、ノンゲームコンテンツに限定されているところだ。そして、同コンテストに優勝したコンテンツ開発チームには、$30,000(約340万円)の賞金が贈られる。
なお、同コンテストの名称「VR Content Showcase」にはARという単語が入っていないが、ノンゲームであればARコンテンツも受けつけている。
以上の内容を含めたエントリー条件は以下の通り。
- ノンゲームコンテンツであること
- NVIDIAが提供するGameWorks、DesignWorks、VRWorksのようなGPUテクノロジーを使っていること
- 2名以上のチームで開発していること
- 応募するVR・ARコンテンツはVRヘッドセットあるいはARデバイスで動作し、かつNVIDIAのGPUを搭載したPCあるいはワークステーションを使っていること
以上の条件に加えて、同社はとくに資本金が500万ドル(約5億6,000万円)以下のスタートアップからの応募を望んでいる、と付け加えている。
同コンテストの審査方法は、応募されたチームのなかから10チームが最終選考に進み、GTC2017開催中に審査員に最終プレゼンを行ったうえで、優勝チームを決める。
同コンテストが開催される理由として、優勝作品を足がかりとしてビジネスシーンにおけるVR・ARコンテンツの利用を普及させることで、NVIDIAのGPUの需要をさらに延ばしたい、という思惑があるのではないか、と推測できる。
なお、同コンテストへの応募は本記事下部に示すエントリーページから行うこととなり、募集期間は2017年3月15日までとなっている。
NVIDIAによるVR・ARコンテンツ・コンテスト「VR Content Showcase」を紹介したRoadtoVRの記事
http://www.roadtovr.com/nvidia-gtc-vr-content-showcase-award-30k-cash-prizes-non-gaming-applications/
GTC2017公式サイト
http://www.gputechconf.com/
VR Content Showcaseエントリーページ
https://developer.nvidia.com/gtc-2017-vr-content-showcase-submission
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