Oculus touchが昨年の11月21日に発売され、日も立ち、面白いゲームが出そろいました。
そこで、今回はOculus Touchでオススメの独占タイトルを3本に絞りレビューさせていただきます。
HTC VIVEと違いこれらの独占タイトルはoculus専用のストア、Oculus Homeでのみ購入出来る為、隠れた名作がそろっています!
oculus Touchとは
Oculus Touchとは米Oculus社が開発したOculus Rifftで使用できる専用のモーションコントローラーの事。
今までのOculus Rifftだけでは、キーボードやマウス又は付属するxboxのコントローラーでしか操作できませんでした。
これにはVR空間内を自由に直感的に操作できるHTC VIVEと比べて没入感を損なう大きなデメリットでしたが、Touchの登場により、操作感が向上しました。
また、指の動きまで検知する精密なセンサーも特徴で、ハンドジェスチャーなどをVR空間内で再現可能になりました。
Oculus touch オキュラスタッチ for Oculus Rift 並行輸入品 (One size, Black)
Super Hot VR
「super Hot」はそのFPSに似つかわしくない斬新なデザインやゲーム性が高く評価され、Kickstarterによるクラウドファンディングで約25万ドルを集めることに成功し、発売されたFPSのゲーム。
本作はそのVR版で、その斬新なゲーム性と爽快感を肌で感じながら楽しめる正に革新的なVRゲームの一つだといえます。
自分が動くと時間も動く!スローモーションの様なゲーム体験をVRで!
super hotの魅力は見やすくスタイリッシュにまとめられたグラフィックデザインのほかに、斬新なゲームデザインが挙げられます。
従来のFPSでは時間が絶え間なく進行していくのにプレイヤーが対応していくというのがほとんどでした。
しかし、super hotは自分の動きとゲーム内の時間の動きが同期していて自分が動かなければゲームも進行しないというシステムを採用しています。
これにより、敵の放つ攻撃や銃の弾丸が、映画「マトリックス」のようにスローモーションに見え映画さながらにギリギリで避けて反撃するというスタイリッシュなアクションを誰でも楽しめると感じました。
ただでさえ爽快感があるゲームシステムだが、これに加えVRバージョンになることで実際に直観的に敵を殴ったり、銃で撃ったり敵の攻撃を避けたりするアクションを楽しめ、夢中になり何時間もやってしまう中毒性がありました。
とにかくカッコいい!アップル製品の様なシンプルで無駄のないデザイン!
ゲームを始めて目に付くのは真っ白な壁と赤い敵キャラクター!
トレイラーや写真を見てもらって分かる通りすごくシンプルでスタイリッシュ!このビジュアル的なイメージだけでもsuper hotが如何に異質で斬新なFPSなのかということがわかっていただけますね。
自分が動きさえしなければ敵キャラクターも動かないので全能感も感じますし、このスタイリッシュなデザインをじっくりと味わいながら自分のペースで楽しめるのも今までにないゲーム性だと感じました。
爽快感とスタイリッシュなアクションに飢えたカッコいいものを追い続けるオシャレさんゲームプレイヤーはぜひ「super hot VR」を真っ先にダウンロードしてみてほしいです!
The climb
the climbはoculus Rifftのローンチされた初期の時からあったロッククライミングを体験できるアクションアドベンチャーゲーム。
プレイヤーはVR空間で断崖絶壁という言葉がふさわしい岩山を命綱なしの己の腕のみで上がっていくというゲームです。
正に断崖絶壁!一瞬の油断が命取りの緊張体験!
断崖絶壁を命綱なしで果敢に挑むなんてことは並みの人では絶対にまねできない。
そんな危険な体験を味わえてしまうのもVRならではの特権!正にVRの為の題材だと感じました。
従来のxboxコントローラーでもゲームとしては楽しめましたが、やはりコントローラーで操作しているという感覚で現実に戻されてしまいがち…。
引用元:http://www.theclimbgame.com/
Oculus touchが登場しバージョンアップにて対応したことで直観的な操作で岩をまさに上っているという体感性は向上し、没入感も高くなり、唯一の弱点を克服したと思います。
極限の緊張感!まさにタマヒュンなゲーム!ガチの高所恐怖の方にはお勧めできないほどでした…。
AAA級のゲームタイトルでヒット作を多数輩出!独自のエンジンを持つゲームディペロッパー
本作を手掛けるのは「Far Cry」シリーズや「CRYSIS」シリーズで有名なドイツのゲームディペロッパー「Crytek」です。
crytekはVRデバイスが出始めた初期段階のころからVRのゲームのリリースを視野に入れ開発を進めていました。
何といっても特筆したいのは独自のゲーム開発エンジン、「CryENGINE」です。
これは他の有名なゲーム開発エンジンの「アンリアルエンジン」や「Doom エンジン」などに並び、コンピューターゲームグラフィックスを革新させた優秀なゲームエンジンとして評されるほど。
引用元:http://www.theclimbgame.com/
そんな「CryENGINE」を最大限に利用し、VRに最適化させた圧倒的なグラフィックスはリアルな岩や草木の自然描写で没入感を高めてくれます。
岩を上る傍らにその細部まで作りこまれた絶景を楽しむことができたのも本作の魅力だと感じました。
The Unspoken
The Unspokenは魔法使いになりきることでハンドジェスチャーを使って呪文を唱え、魔法使い同士の能力バトルを楽しめるアクションゲーム。
ゲームルールは世界中のプレイヤーと1:1で戦うマルチプレイモードや、CPUと戦うキャンペーンモードなどを選択できます。
「ラチェット&クランク」で有名なinsomniac games独特の世界観がプレイヤーを引き込む
本作を開発したのは「ラチェット&クランク」シリーズでおなじみのinsomniac gamesです。
プレイして初めに感じたのはグラフィックの完成度の高さはもちろんのこと、その世界観の作りこみです。
ストーリー要素は薄いVRのゲームながら、キャラクターデザインや街の風景など引きの強いナラティブ性を感じました。
「ラチェット&クランク」シリーズで培った町やキャラクターの個性的なデザインが興味をそそりこれがVRの世界で広がることにより、一層不思議な魔法の世界に入り込んでいるという気持ちにさせてくれました。
”ゲームをやっている”感覚を極限まで減らし、自分が戦っているかのような気分に!
世界観やキャラクターの出来栄えの良さもこのゲームの特徴ですが、さらに大きなポイントは極限まで削られた”ゲーム感”です。
従来のてれびがめnゲームをやるうえでは操作キャラクターの状態を知るためのHPの表示など所謂UIと呼ばれる部分が大きな役割を果たします。
しかし、VRのゲームにおいてはこれらは大きな弱点となりえます例えば本作の様に自分自身が主人公になりきってプレイするようなVRゲームでHPバーが表示されたらそれだけで没入感が損なわれます。
本作のポイントはそんなUI表現を極限まで減らし、魔法の選択もOculus Touchの指まで識別するインタラクションを最大限活用し、ジェスチャーで魔法を呼び出す点が素晴らしいと感じました。
世界観の作りこみが引きを生み、限りなく削られたUI表現やインタラクションが没入感を持続させ、まさに魔法使いになれるVRだと思います。
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