海外メディアDigital Trendsは、2017年2月13日の記事において、「VR Destop for Mac」を紹介した。
同メディアによると、スウェーデンのスタートアップCindoriはこのほどOculus RiftをMacで使用することを可能とするMacアプリ「VR Destop for Mac」をリリースした。
現時点では、Oculus RiftおよびVIVEを使用できるMacは公式には存在しない。というのも、VR Ready PCとしての仕様要件を満たしているMacが存在しないからだ。
しかし、同アプリをMacで実行すると、Mac内にOculus Riftに対応したワークスペースが構築され、MacがVR Ready PCのように動作するのだ。
同アプリ公式サイトの説明のよると、Mac内に「state-of-art VR framework」というワークスペースを構築して、Oculus Riftを使用可能にする、とのこと。イメージとしては、Mac内にVR Readyな仮想化PCを作るみたいなものだろうか。
仕組みはわかったとして、いちばんの問題は「本当に使えるか」である。この問題に関して、幸いにも国内メディアAAPL Chが同アプリを実際に実行した動画を掲載している。
同アプリはMac OSX 10.11以上に対応しており、本記事下部に示す公式サイトから$19.99(約¥2,300)でダウンロードできる。また、使用できるVRヘッドセットはOculus Rift dk2のみ。同VRヘッドセット製品版には2017年内に対応し、VIVE対応時期に関しては未定である。
なお、同アプリはMac App Storeには存在していないApple非公認アプリなので、自己責任の範囲で実行して頂きたい。
Cindoriが開発したApple非公式アプリ「VR Destop for Mac」を紹介したDigital Trendsの記事
http://www.digitaltrends.com/computing/macos-oculus-rift-cindori-vr-desktop/
「VR Destop for Mac」公式サイト
https://cindori.org/vrdesktop/
「VR Destop for Mac」が動作する動画を掲載したAAPL Chの記事
http://applech2.com/archives/20170214-cindori-vr-desktop-for-mac-release.html
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