海外メディアVRFocusは、2017年2月10日の記事において、ロサンゼルス自然史博物館の企画展について報じた。
同メディアによると、ロサンゼルス自然史博物館が2017年3月6日から4月28日まで開催する企画展「theBlu: An Underwater VR Experience」において、VRコンテンツ「theBlu」特別版が展示される。
同VRコンテンツは、アプリ開発会社WevrがOculusRiftおよびVIVE向けに開発・リリースしたもので、海の生態をバーチャル体験できる内容となっている。
昨年の4月にリリースされた同VRコンテンツは、高い評価を受けて「PROTO AWARTS 2016」でMost Transportive Experience賞を受賞し、サンダンス映画祭でも上映作品として選出された。
同博物館の企画展で体験できるのは、同VRコンテンツを展示向けに再編集した特別版だ。体験方法は、5ヶ所ある「ポッド」と呼ばれる部屋に用意されたVIVEを使う。ポッド内にはディスプレイとイスも用意されていて、家族や友人がVRコンテンツを体験しているヒトが何を見ているか確認することができる。
同博物館のディレクターであるLori Bettison-Varga博士は、今回の企画展に関して次のように述べている。
「「theBlu: An Underwater VR Experience」はとても美しく、力強いストーリーテリングを表現しています。
この展示にインスパイアされて、未来の海洋学者あるいはVRコンテンツ開発者が誕生したとしても、驚くには値しません。」
日本ではVR体験施設は着実に増えているが、博物館あるいは美術館でのVRコンテンツ活用事例はまだ多くない。伝統的な文化施設でも、体験を提供する新たな手段としてぜひVRテクノロジーの活用を検討してもらいたい。
ロサンゼルス自然史博物館の企画展「theBlu: An Underwater VR Experience」について報じたVRFocusの記事
https://www.vrfocus.com/2017/02/natural-history-museum-of-los-angeles-to-exhibit-wevrs-theblu/
ロサンゼルス自然史博物館の企画展「theBlu: An Underwater VR Experience」公式ページ
https://www.nhm.org/site/explore-exhibits/special-exhibits/vr
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.