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ポータブルVRクレーンシミュレーターがアメリカ建設用重機見本市に出品


海外メディアRoadtoVRは、2017年2月11日の記事において、ポータブルVRクレーンシミュレーターを紹介した。


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同メディアは、アメリカ重機シミュレーターメーカーIndustrial Training Internationalが開発したポータブルVRクレーンシミュレーター「VR Mobile Crane Simulator」を紹介した。同シミュレーターの名称に使われている「モバイル(mobile)」は、Gear VRGoogle Cardboardのようなモバイル型VRヘッドセットに対応している、という意味ではなく、「持ち運びができる」という意味合いで使われている。


同シミュレーターは、昨年10月に最初のトレーラー動画が発表された後、満を持して2017年3月にアメリカ・ラスベガスで開催される建設用重機の見本市「CONEXPO 2017」に出品される。



トレーラー動画を見るとわかるように、同シミュレーターには形状の異なる2種類のタイプが存在する。


ひとつめのタイプは、卓上型の「デスクトップ」タイプだ(トップ画像参照)。同タイプは、机に取り付けられるレバーとVRヘッドセットを使って、クレーンの操作をシミュレーションする。VRヘッドセットには、OculusRiftが使用されている。同タイプは、レバーのほかにXbox Oneのコントローラーを使って操作することも可能だ。


もうひとつのタイプは、クレーンの操縦席を模した「モーション・ベース」タイプだ(下の画像参照)。当然ながらリアルさはモーション・ベースタイプの方が優れているが、簡単には運搬できない。それでも実物のクレーンに比べれば、持ち運べるサイズだと言えよう。


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1986年に創業した同社は、30年近くにわたり重機シミュレーターのリーダー・カンパニーであるのだが、かつては実物大の重機シミュレーターを製造していた。実物大のシミュレーターは、リアルさでは文字通りホンモノと遜色ないが、100,000ドル(1,100万円)と高額なことに加えて導入にも手間がかかるという欠点もあった。


VRヘッドセットを使った新しいシミュレーターは、低価格を実現するとともに、「モバイル」なので導入も人力で可能だ。


リリース日および価格は不明だが、同シミュレーターに使われるVRコンテンツはサブスクリプション(定期的に使用料を支払う方式)で購入することになる。というのも、将来的にはマルチプレイによるシミュレーションも用意されるからだ。


VRヘッドセットは、「VR元年」以後でも着実にビジネスユースで普及するようだ。


ポータブルVRクレーンシミュレーター「VR Mobile Crane Simulator」を紹介したRoadtoVRの記事

http://www.roadtovr.com/itis-vr-mobile-crane-simulator-showcases-the-future-of-training-for-industrial-machinery/


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