海外メディアDigital Trendsは、2016年11月28日の記事において、Ferrariが360°カメラを試用したことを報じた。
同メディアによると、自動車メーカーFerrariは、2016年11月24日から27日に開催されたF1・アブダビグランプリのテスト走行時に、360°カメラを車体に装着していたことがわかった。
同社のF1レーシングカーがテスト走行時に360°カメラを装着していたことは正式にアナウンスされていないが、F1レースのレポーターの一人であるCraig Scarboroughが目撃し、証拠写真をツイートした。
360 cameras being tested again. Shoudld allow for an incredible on board VR experience in the future pic.twitter.com/R4SFO35yUl
—Craig Scarborough (@ScarbsTech) 2016年11月25日
ツイートされた証拠写真から装着されたカメラが「360fly」だと推測できるが、正確なモデルは分かっておらず、撮影された動画も公開されていない。
とは言え、カーレースで360°カメラが使われた事例はすでに多数あり、電気自動車レースのFormula Eでは360°カメラを使用したレース中継がなされた、とのこと。
さらには、今月初めにアメリカの投資会社Liberty MediaがF1の2試合の放映権を85億ドルで購入することに合意したと報じられ、同社は360°カメラによるレースのストリーミング配信に意欲的だとも伝えられている。
世界最高峰のカーレースを文字通りドライバーの目線で見られる360°動画中継は、来年には実現している可能性が極めて高いと言って良いだろう。
参照元URL:http://www.digitaltrends.com/photography/ferrari-formula-1-one-vr-camera-360-degree/
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