UploadVRが初心者向けに7日間でシンプルで面白いVRゲームを販売まで持っていく方法に関して紹介している。

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最初はモバイル型VRのゲームが良い
VRゲームを初めて作ってみようと思い至った人に、何から始めれば良いのかを提案させていただくと、無数にある選択肢はさておき、まずモバイル型VR(Google Cardboard、Gear VR、Google Daydream)向けのゲームを作るのが良い。
何故なら、確かにモバイル型のVRはPC型(OculusRift、HTC社のVIVE)よりも没入感は小さいが、モバイル型VRの制作の方が簡単で、取っつきやすいのだ。
描写が少なければより簡単に試作品を作れる上に、必要なハードウェアも圧倒的に安く手に入る。例えばGoogle Cardboardの場合、必要なものはアンドロイド携帯と、上の写真のようなCardboardだけなのだ。

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制作エンジンを選ぶ
どのプラットフォームで作るか決めた後は、どうやって作るかという問題にあたるが、誰でもすぐにVRゲームを作れるツールがある。それはUnity、もしくはUnrealである。今すぐ作り始められるほどの技術が、この2つには備わっている。
もしも制作する上で、少しプログラミングを学ぶ必要性が出てきたならな、UdemyやCourseraで学ぶことができる。完全に初心者という状態であれば、YoutubeやWikiで勉強してもいいだろう。
どちらにせよ、Unityはプログラミング初心者でも取っつきやすい制作エンジンだ。
UnityとUnrealは、開発初心者のために、完成形ができているサンプルが用意されていて、ユーザーはベースラインが出来上がっているサンプルを自分のスタイルに修正し、配信することができる。
サンプルには、パズルゲーム、ランニングゲーム、そしてシューティングゲームを作る手順が用意されている。

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アートとサウンドのアセットを入手する
次のステップは、アートとサウンド。VR開発初心者でも、良いアートを見つけ出すことは難しくない。
まずは、Asset Store(アセットストア)を見るのが良い。UnityのアセットストアとUnrealのマーケットプレイス、どちらも、アーティスト達によって作られたたくさんのアセットがある。
もしも欲しいアセットが見つからなければ、Turbo Squidや、Mixamoをチェックしてみると良い。
サウンドに関しては、AudioJungleやAudionetworkから探せば、きっと自分おゲームに合ったモードや空気感の音楽が見つかるだろう。

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その他のツール
見過ごされがちなのは、サードパーティーツールによる、配信結果の分析である。サードパーティーツールとは、アクセス解析ツールなどのことである。
例えシンプルで小規模なゲームだとしても、ユーザーの分析をすることで、たくさんの有益な情報を得ることができる。
Unityのような制作エンジンを使っていれば、自分のゲームをプレイした人達が、ゲーム内で何をしたかを解析してくれるツールを盛り込むことができる。
もしもアンドロイドのプラットフォームで作るならば、Google Analyticsを見てみると良い。

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まとめ
以上の情報を使えば、もうVRゲームを作ることができる。
動画と画像のビューワーは簡単に作れる、そしてFPSは最初に作るにはちょうどいいゲームだ。
しかし、ジェットコースターやエンドレスのランニングゲームを初めに作るのは良くない。キャラクターモーションが正常に組まれているのかの判断が難しいのだ。
ゲーム作りの一連の流れをマスターすることは難しいが、マスターしていくことで、制作技術に磨きがかかる。間違った理解をすれば、ユーザーは離れていってしますだろう。
これらの知識を用いて、何か作ってみよう。もしも、自分にVRゲームを作るスキルがあることを信じられなければ、どこかでやっている、開発者が集まる会などに参加してみると良いだろう。
VR開発者が何かを作るとき、そこに正解や不正解はない。ただ、初心者はどんなものを作ろうか、煮詰めすぎてはいけない。とりあえず作ってみよう。
参照元:UploadVR
http://uploadvr.com/how-to-get-started-beginner-vr-developer/
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