Wi-Fi Allianceが60GHz周波数のWi-Fi「WiGig」の認定プロセスが終了し、来年にはWiGigを搭載したプロダクトが商品化されると発表した。
WiGigの超高速Wi-Fiではデータを高周波で送り、デバイスのシグナルに集中することで、通信が8Gbpsまでスピードアップし、1秒につき1GBの高速でダウンロードやブラウザオペレーションが可能になる。
より速く良質なWi-Fiはゲーム、ストリーミングだけではなく、VRにとっても良いニュースだ。
VRでの快適で、リアルな体験を実現するには、プレイヤーの動きとコンテンツの間のラテンシーが低ければ低いほどいいが、現在のWi-Fiネットワーク技術ではまだそこまでスピードが達しておらす、そこがワイヤレスヘッドセットへの壁となっていた。
しかしWiGigの超高速ネットワークテクノロジーを使えばそれも実現可能となるかもしれない。
もちろんHTC ViveやOculusRiftなどのヘッドセットで使えるようになるにはまだ時間がかかるが、これが実現すればPCベースのVR体験がケーブルで煩わせることなく楽しめる。
WiGigの問題点は10メーターという短距離でしか使えないことで、Viveのルームスケールなどを使うのには向いていない。
WiGigはワイヤレスヘッドセットの他にもSteamのゲームのようなモバイルアプリのストリーミングなどのクオリティを高めることにも役立つ。
OculusのSanta CruzやQuark VRのワイヤレスHTC ViveプロトタイプなどがワイヤレスVRヘッドセットとして現在開発中だが、まだまだ商品化までは時間がかかりそうだ。
参照元サイト名:uploadvr
URL: http://uploadvr.com/wigig-ultra-fast-wifi/
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