株式会社日本旅行とさいたま市が、2022年9月26日(月)に「さいたま市と株式会社日本旅行とのメタバースを活用した実証実験に関する基本協定書」の締結を発表しています。
今回は、メタバースプラットフォームのGAIA TOWN上に”さいたまルーム”を構築し、同市におけるPRと取組活動の情報発信などの実証実験が行われていきます。
さいたま市らが実証実験の協定書を締結
日本旅行とさいたま市が今回、「さいたま市と株式会社日本旅行とのメタバースを活用した実証実験に関する基本協定書」を締結し、これからメタバース空間において、同市のPRや情報発信が行われていきます。
今回の実証では、メタバース上に「さいたまルーム」が構築され、そこでの情報発信とともにマイナポイント事業などに関する広報が実施されていきます。
またルームには誰でも入室することができ、参加費は無料。
期間は今年11月26日(土)までで、ルームに寄せられた意見や感想を元に、今後の行政運営におけるメタバースの有効性や課題等が検証されていきます。
各部屋で関連動画の視聴が可能
さいたまルームには
・6つの部屋
・中央スペースと2つの大画面モニター
があり、各場所において関連動画などを視聴することができます。
またこれらの動画などは、適宜変更が予定されています。
このうち「マイナンバーカード・マイナポイントに関する広報」の部屋では、期間中平日9時から17時の間に職員のアバターが設置され、利用者の質問などに受け答えをしていきます、
さらに「市長の部屋」では、市長のメッセージ動画を見ることができるほか、市長への提案制度”わたしの提案”の投稿ができる「市民の声ウェブ」を見る事ができます。
「GAIA TOWN」をDLして参加
「さいたまルーム」へ入室するには、事前に利用するPCにて、メタバースプラットフォーム「GAIA TOWN」のソフトをダウンロード・インストールすることが必要で、スマホやタブレット端末からは利用できないということです。
メターバース上で締結式も同時進行
実証実験の開始に先立ち、9月26日(月)にさいたま市庁舎において締結式が行われ、その際メタバース上の「さいたまルーム」においても、清水市長と日本旅行の小谷野社長のアバターによる締結式が、同時進行で再現されました。
ここで小谷野社長は、
「メタバース空間における行政サービス運営の実証実験を通じて、さいたま市の市民サービス向上や広報活動の支援、地域に貢献する関係人口の拡大に繋がる取組を推進してまいります。」
とコメントしており、メタバースを活用した、地域における社会課題解決の新しい切り口を提供していくことを宣言しています。
まとめ
今回日本旅行とさいたま市が、「メタバースを活用した実証実験に関する基本協定書」を締結しています。
これによりメタバース上に”さいたまルーム”が構築され、そこで同市のPRと取組活動の情報発信などが開始されていて、行政運営におけるメタバースの有用性が検証されていきます。
また新たな社会課題の解決に一歩近づきそうで、検証の結果に注目が集まりそうですね。
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