一般社団法人子ども冒険体験創造ラボ(バーチャルオーシャン製作委員会)は、海底基地をモチーフにした「VR空間」を、NTTが提供するXRプラットフォーム「DOOR」にて2022年3月18日から一般公開を始めました。
海を体感できるVR空間「海の教室」
今回一般公開されたVR空間は、海底基地をモチーフにした球体の空間で海中を360度見渡すことが出来る「海の教室」を体験できます。
VR空間内には海に関するコンテンツが散りばめられ、海の大切さや海洋ごみ問題・温暖化など海に関する様々な問題について学ぶことができます。
同時に、出張事業などで利用している水中ドローンのオブジェクトや本プロジェクトオリジナルアバターへ着替えることもできます。
ここでは4部屋が用意されており、それぞれの空間へのワープできるなど、VRならではの仕掛けで楽しみながら学ぶことが出来ます。
VR「海の教室」への入室方法
PCまたはスマートフォンで各ルームのURLをクリックすると、VR空間に入ることができ、様々なコンテンツを楽しみながら海中を散策するような体験ができます。
また、4つあるVR空間はそれぞれ行き来することができます。
4つのVR空間(ルーム)
Virtual Ocean Projectについて
バーチャルオーシャン製作委員会は、「Virtual Ocean Project」として2019年からVRコンテンツ体験を通し、海の素晴らしさとマイクロプラスチック問題や海の酸性化など、今海で起きている問題について幅広い世代へ伝える活動を行っています。
2019年度の活動
2019年度は箱根園水族館および横浜・八景島シーパラダイスにて体験イベントを開催しており、ここでは水中ドローンの360度リアルタイム映像とVR技術を組み合わせ、まるで水中ドローンに乗って水族館の水槽の中を泳いでいるかのようなVR体験イベントを実施し、海について学びを深める取り組みを行っています。
2020年度の活動
2020年度は身体的ハンディキャップや新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、なかなか海に行けない子どもたちの体験格差の解消を目的とした体験が行われ、ここではzoomと水中ドローン搭載カメラの360度映像によるVR体験を組み込みオンラインで海を体験し、海について学ぶ授業が実施されました。
2021年度の活動
2021年度では、全国の複数の小学校や中学校や院内学級など計8校で、最新のIT・VR技術と水中ドローンを用いたオンライン授業が実施されました。
今後の展開
今後は最先端のIT技術を活用し、多くの人が様々な形で海について楽しく学べるようなプロジェクトが予定されています。
今回、プロジェクトで用いた「VR空間」をNTT社が提供しているVRプラットフォーム「DOOR」にて一般公開することで、教育の場面だけでなく、多くの人がVRを体験し、海や海洋環境問題について学ぶことができるようになっています。
まとめ
水中ドローン×海洋VRの「Virtual Ocean Project」から、海洋環境問題や海のお仕事を学べるVR空間がNTTのXRプラットフォーム”DOOR”で一般公開されています。
ここでは海中の基地に居るかのような感覚で、様々なことが学べます。
ぜひ体験してみてください。
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