週末恒例!
VRニュースイッキ見【後編】!
昨日の前編に引き続き、今週(1/8〜1/14) 注目を集めた10記事のうち、後半5記事を一気に紹介します!
VRニュースイッキ見【前編】はこちら→https://vrinside.jp/news/post-188701/
①ジョリーグッドのVR遠隔臨床学習事業研究が「CiCLE」第5回公募に採択!
ジョリーグッドによる「外傷診療におけるVR遠隔臨床学習プラットフォームの構築に関する研究」が「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE):第5回公募」に採択されたことが明らかになりました。
1月12日のジョリーグッドの発表によると、この研究では同社の医療教育プラットフォーム「オペクラウドVR」を使ってVRを用いた医師などへの医療教育の効率化やそのシステム作りを実施するものです。
コロナ禍や医師の働き方改革などで臨床の機会を制限された医師や研修医が、場所や時を選ばずにベテラン医師の目線をVRで疑似体験することで、医療の技術水準の向上につながることが期待されています。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-188598/
②VRスポーツ応援プロジェクト始動!バーチャルワールド広島でチームを応援
広島テレビ放送株式会社を代表企業とする共同事業体バーチャルワールド広島コンソーシアムは、2月中旬よりVRプロスポーツ応援実証プロジェクトを開始することを発表しました。
新型コロナ感染拡大の影響でプロスポーツに触れ合う機会が減少し、チームにとって興行収入の減少が避けられず、またファンにとっては好きなチームを応援することができないという苦しい状況が続いています。
そんな中でスタートした今回のプロジェクトは、広島のプロスポーツチームである
「カープ」
「サンフレッチェ」
「ドラゴンフライズ」
を応援するためのデジタルワールド「バーチャルワールド広島」をVR空間に構築して、ファンがアバターを通じて応援していくことで新しいスポーツ応援のスタイルを提供するものとなります。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-188589/
③VRで医師の動きを練習!医療実習のバーチャルトレーニングを開発
イマクリエイト社は同社の体の動きをデータ化する技術「ナップ」が京都大学大学院医学研究科に採用され、医学部生向けのバーチャルトレーニングを共同開発したことを発表しました。
これまで”2D”としてしか見ることができなかった様々な動きを3Dモデルとしてバーチャル上に立体的に再現する「ナップ」を採用することで、VR空間で実際の医療現場に立つ医師の動きを繰り返し練習することができるものです。
非対面・非接触でも可能な新しい医療実習の実現し仮想空間に再現された現場に「慣れる」ことで技術を習得しやすくすることが期待されています。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-188641/
④安全体感VRトレーニングシリーズに「脚立作業の危険性」が登場!
VRコンテンツ開発をおこなう積木製作は、同社が制作販売している『安全体感VRトレーニング』のラインナップに「脚立作業の危険性」VRコンテンツを追加したことを発表しました。
このコンテンツでは潜在的な危険がある3種類のシチュエーションと安全な作業姿勢を学ぶパートという4種類のVR体験で、様々な現場で利用されている脚立の取り扱いや作業時の危険な行動について学べるものです。
さらに、積木製作は効果的で没入感のある安全トレーニングができるように、個人の体格差などに由来する体験の個人差を解消するようにコンテンツを設計し、脚立型専用スツールを独自に開発しています。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-188635/
⑤近大でVR授業の実証実験を実施!コロナ感染対策を支援へ
1月13日にVR空間での一斉授業の実証実験が近畿大学が推進する「”オール近大”新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」の一環として行われることになりました。
今回の実証実験は近大総合社会学部 岡本健准教授の研究室と株式会社テンアップと受験研究社の産学連携で行われるもので、オンライン授業の参加者の顔を見ながらVR空間で大規模な講義を行うことができます。
岡本教授らは昨年も予備実験として小規模なVR授業を行っており、今回はそこから得られたデータやフィードバックを元に人数が多い大規模講義での活用を目指すものとなっていくとのことです。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-188560/
まとめ
今週の後半は新しい生活様式の中で活用されるVRの話題が中心となりました。
今回目立つのは教育分野での活用例です。
新型コロナ禍の中で教育分野もオンラインによる遠隔授業に切り替えてサービス提供がされてきましたが、臨場感のなさや人間関係の希薄さが問題とされてきました。
そこでVRを遠隔授業に組み込むことで、大学の授業の醍醐味の一つと言える大講義室での多人数講義も可能になります。
まだまだ実証実験にとどまるものが多いですが、これから実用化が進むことでVR授業が教育現場での大きな選択肢となっていくことが期待されますね。
来週はどんなVRニュースがあるのでしょうか?
お楽しみに!
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