ハリウッドで行われたVRカンファレンス、VR On The Lotにて、Paramount Pictures Studios、Sony Musicがノルウェー人DJ Kygoの新VRコンテンツを公表した。
彼のヒットソング “Carry Me”に合わせ制作された、次世代ミュージックビデオは、スタンダードな360°ミュージックビデオとは少し違ったもので、光に囲まれた海、森、山、空、宇宙など幻想的な空間を体験できる。
PlayStation VRを使って展示されたこのコンテンツは、周りに他の参加者がいることを忘れてしまうほどの圧倒感のある体験で、ビジュアルが音楽と連動して、色やフォームがKygoの音楽で息をふきこまれたように動きだす。
MPC VRが監督し、コンセプトデザインを手掛けたこのミュージックビデオは曲名のとおり、様々な環境の中を運ばれるというストーリーになっている。
環境により自分の姿が変わっていく、最初は細胞から始まりどんどん大きなものになっていき、クライマックスでは広大な宇宙スペースの中にでる。
MPC VRはKygoの存在を際立たせるために、ノルウェーにチームを送り、完全なKygoの3Dスキャンを行った。
そのスキャンを元に、コンテンツの中で光る粒子にかたどられた姿でKygoが登場する。
制作にはKygo、Sony Music International、Ultra Records、RCA Records、MPC VRが関わっている。
ゲームエンジンを使い制作されため、普通の360°動画よりも高いクオリティのものになっており、浮いている感覚や、あっという的なビジュアル、アニメーション、見ている視点を変えるなど、より充実したVR世界を楽しめる。
次世代ミュージックビデオとして、Kygoファンでなくても十分楽しめる、一見の価値がある作品となっている。
“Carry Me”VRミュージックビデオはPlayStation VR、OculusRift、HTC Vive対応で11月にリリース予定だ。
参照元サイト名:vrscout
URL: http://vrscout.com/news/kygo-carry-me-vr-music-experience-playstation/
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