Googleバイスプレジデント、Clay Bavor氏がUploadVRのインタビューでDaydream Viewは他のヘッドセットとの共存ができると発言している。
「Oculus RiftとHTC Vive、それにPlayStation VRとDaydream Viewが加わり、VRマーケットがにぎやかになってきてますが、どのヘッドセットも特徴を生かし、それぞれの役割を果たしていけると思います。」
例えば、PlayStation VRはOculus RiftとHTC Viveが主流だったVRヘッドセットにおいて、この二つと同等のコンテンツをより低価格で提供するヘッドセットとして、マーケット内でポジションを確立しつつある。
ではDaydreamにはどんな役割があるのか?
Bavor氏は、モバイルヘッドセットにしかできないこととはなにかという質問に対して、
「VRにとって大切なのは、障害となるものをどれだけ取り除けるかということで、それは私たちチームが力を注いできたことでもあります。
その点、Daydream Viewはスマホをヘッドセットに装着するだけで誰でも簡単にVRの中に入ることができます。
私たちの目標はヘッドセットをより簡単に使いやすくし、利用回数を増やすことです。
ユーザーがこれをVRで見たいなと思ったらすぐそれがVRで実現できるようにしていきたい。」とコメントしている。
さらにBavor氏はその身近さがDaydreamの最大の武器であるとしている。
例えば、友達と集まって、VRヘッドセット世界を旅するというようなことがモバイルヘッドセットではできる。
実際Google CardboardのアプリExpeditionsが教育の現場で、クラスでおなじ場所を訪れるという課外授業などに使われている。
これはOculus RiftとHTC Viveなどの高額ヘッドセットにはできないことだ。
その代わり、モバイルVRにはポジショントラッキングや忠実度の高いコンテンツなど、PC対応のヘッドセットと比べると欠けているものもあるが、そのデメリットを考慮してもDaydream Viewは価値のあるものとBavor氏は考えている。
もしこの考えが正しければ、Daydream Viewはマーケットでヒットし、ヘッドセット競争の中、自身のポジションを確立することができるだろう。
Daydream Viewは11月発売で、ヘッドセット対応スマホPixelとPixel XLも近日発売される。
参照元サイト名:uploadvr
URL: http://uploadvr.com/google-vp-clay-bavor-rift-vive-ps-vr-everyone-something-important-meaningful-space/
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