新テクノロジーカンパニーのための集会、Tech ChurchでHBOの新Sci-fiシリーズWestworldデモがVR体験として行われた。

westworld
ブースはWestworld宣伝のために用意されたもので、中ではシリーズに関するVRデモが体験できるようになっている。
受付に行くとまずこのコンテンツには光の激しい描写、暴力、ヌードなどが含まれることが説明され、ガイドは女がいいか男がいいかという少し変わった質問をされる。
それに答える(どちらでもいいと答えることも可能)と黒のメタリックアポイントメントカードがチケットとして渡され、時間になったらここに戻ってくるように指示される。
そして指定された時間にブースに戻ると、アテンダントに受付の後ろのミステリアスな部屋に案内される。
このデモブースの面白いところはアテンダントがあくまでWestworldという団体が実際にあるかのようにふるまうことだ。

west-world
ここでサイドコンテンツの内容に暴力などが含まれると警告をされ、もし気分が悪くなるようなことがあればすぐに右手をあげれば終了すると説明を受けた。
HTC Viveとイスだけが置いてある閑散とした部屋で、ヘッドセットとヘッドフォンをして体験が始まる。
まず現れるのは豪華な服屋だ。
ただ一点だけ違うのはガラスケースの中に飾られているものが銃であることだ。
一人の女性が店に入ってくると、自分のことをImogen(イモージェン、英語圏などで使われる女性の名前)と紹介する。
受付の人と同じように彼女もとてもビジネスライクな雰囲気をかもしだしている。
このImogenに説明され銃とカーボーイハットを選ぶと、突然世界が変わる。
次の瞬間、まるでクリント・イーストウッドの映画の世界のような砂煙の立つウェスタン風のストリートに立っているのだ。
野次馬が周りで騒いでいて、Imogenの姿もスマートなデザイナーズドレスから白のガンスリンガーファッションになっている。

clintwood-westworld
彼女に銃の弾をとるように指示され、数回ボトルを撃つ練習などをすると、町のシェリフがImogenに話しかけ、町の荒くれものたちがいるから退治するのを手伝ってほしいと頼まれる。
ここまでは一見ゲームなどでよくある展開だが、ここから一気にまったく創造していない方法に話しが進んでいくことになる。
突然シェリフの様子がおかしくなり、激しく震えながらどもり始める。そしてImogenにすがりついてくるのだ。
怯えた彼女が声をあげてもだれも助けにくることはなく、シェリフの表情もだんだん混乱から怒りへかわっていく。
彼女を助けるために銃を撃とうとしても弾切れとなってしまってうつことができない。
そしてシェリフはよくわからないことを叫びながら、彼女に激しい頭突きをし出す。
プレイヤーは弾切れでなにもできないので、この恐ろしい光景をただ見ることができない。
血がそこらじゅうに飛び散り、彼女がくずれ落ちると、シェリフが今度はプレイヤーの方を振り、なすすべもなく打たれてしまう。
撃たれると全てが真っ白になり、次の瞬間暗いイス以外なにもない部屋で目覚め、落ち着いた声でイスに座るように言われる。
そこには現実世界でもイスが置いてあり、実際にそこに座れるようになっている。
そしてその後はWestworldの360°動画を見せられて、終了となる。
このVR体験ではWestworldがどのような内容になるのか全く想像がつかないが、一つだけ言えるのは、このシリーズただのウェスタンファンタジーでなく、とても奇妙で異質なSci-fiシリーズであるということだ。
Westworldは現在制作中で、配信日などの詳しい情報はまだ明らかになっていない。
参照元サイト名
URL: http://uploadvr.com/disrupt-hands-on-final-westworld-demo-2/
Copyright ©2016 VR Inside All Rights Reserved.