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アメリカで「VRの知識に自信がある」消費者が増加


VRに詳しい消費者が増えている

VRに詳しい消費者が増えている


消費者向けのVRデバイスが発売されてから一年以上が経ち、少しずつではあるがVRデバイスを所有しているユーザも増えている。また、VRアーケードの増加やアトラクションにVR技術を採用するテーマパークの増加によって「VRヘッドセットは持っていないけどVRを使ったことはある」という経験者も増えつつある。


そうした状況を反映してか、アメリカで10月に行われたオンライン調査によると「VRについて人に説明できるほど詳しい」と自負している消費者が増えているようだ。この傾向は、VRデバイスの普及を助けるかもしれない。


VRに詳しいですか?


VRに良い印象を持つ消費者も多い

VRに良い印象を持つ消費者も多い


VRの魅力と低い普及率


複数の調査から、VR市場はこの先大きく成長していくことが予測されている。こうした予測が実現するとすれば、VRヘッドセットの普及率は一気に高まっていくだろう。


VRゲームや360度動画といったコンテンツに魅力を感じる消費者も多く、VRアーケードでVRを体験するチャンスも増えているのでデバイスの所有者が増えたとしてもおかしくはない。だが、今のところVRヘッドセットの購入に踏み切った消費者は多くない。


ReportLinkerのオンライン調査に回答した650人のアメリカの消費者のうち、VRヘッドセットを購入したのは5%未満だ。


知識は増えている?


彼らはVRヘッドセットを購入していないが、VRについて知らないという消費者は少なくなっている。


今回の調査では、「VRについてどのくらい知っていますか?」という質問に対して46%が「人に説明できるほどではないが聞いたことがある」、36%は「友達に教えられるくらい詳しい」と答えている。「聞いたことがない」と答えたのは18%だ。


今年の1月に行われた同様の調査でVRに詳しいと答えた回答者は22%に過ぎなかったので、VR技術に関する知識を持っている(少なくともそう思っている)消費者が増えていると言えそうだ。


自分はVRについてよく知っていると考える消費者の増加は、VRデバイスの購入に対する心理的なハードルを下げてくれるだろう。デバイス価格の下落、新型デバイスの登場、キラーコンテンツの出現といったタイミングで彼らが近くVRデバイスの購入を決断する可能性は高い。


VRについてどう思いますか?


VR経験者も増えている

VR経験者も少し増えている


体験しないと分からないVR


2016年に行われた調査では、回答者の83%がVRに対して良い印象を抱いていた。しかし、今回の調査でその割合は76%へと減少している。


ただ、全ての消費者がVRに失望してしまったわけではないようだ。ヘッドセットを使うVRを体験したことがあるユーザに限れば、84%がVRをいくらかでも評価している。


実際にVRを体験する機会に恵まれないまま、「騒いでいたほどメジャーになっていないよね」と飽きてしまった消費者が少なくないのかもしれない。


伸び悩む体験率


それを裏付けるかのように、VRの体験率は伸び悩んでいる。


昨年の調査では25%の回答者がヘッドセットを使ってVRを体験したことがあると答えていたが、今年になってもその割合は3割だ。体験者が増えなければ、VRヘッドセットの普及も進まないだろう。


VRと言えば?


VRブランドと言えばサムスン

サムスン、ソニー、Oculusが上位に並ぶ


VRヘッドセットを開発するメーカーは複数あるが、その中で特に多くの消費者がイメージするものはどれだろうか。


サムスンが首位


「VRヘッドセット(ヘッドマウントディスプレイ)と言えばどのブランドですか?」という質問への回答では、サムスンが35%でトップに立った。しかし、昨年の44%に比べればその割合は小さくなっている。


次いでソニーが20%(昨年14%)、Oculusが16%(同13%)だ。いずれも昨年よりも印象が強くなっているのだろう。


新顔?


昨年の回答にはなかった名前もある。「Know」「Idea」「Rift」「Google」だ。ただ、全てが新しいブランドというわけでもなさそうだ。


Riftは実質的にOculus Riftのことであり、合計すればOculusは21%となってソニーを超える。Googleは昨年名前が出なかったが、年末に発売したDaydreamでVRヘッドセットの企業というイメージが定着しつつあるようだ。


残りのKnowとIdeaについては、特定のブランド名ではないらしい。


この項目については各回答の合計が100%を超える(複数回答にしては合計が低い)、入っていそうなHTC Viveがないなどやや集計が怪しい。


 


この結果を見ると、VRヘッドセットを使ったVRの体験者が昨年と比べて5%しか増えていないという体験率の低さが普及の妨げになってしまっているようだ。しかもVR未体験者にはVRに良い印象を持っていない人も多く、どうやって彼らにVRを体験してもらうかが業界の課題となるだろう。


ゲームや動画、あるいはコミュニケーションアプリなどの魅力的なVRコンテンツを試してもらえれば、VRへの興味を取り戻すことができるはずだ。


 


参照元サイト:Talking New Media


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