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VRオブジェクトの質感まで得られるTactaiのフィードバックデバイス


素材にタッチペンで触れる感覚を再現するTactaiのデバイス

素材にタッチペンで触れる感覚を再現するTactaiのデバイス


ハイエンドVRヘッドセットとハンドトラッキングコントローラーを使えば、VRオブジェクトに手で触れて操作することが可能になる。しかし、オブジェクトに触れているかどうかは目や耳で、あるいはコントローラーを振動させるフィードバック機能を通じて知るしかない。


また、現実の物体と違ってVRオブジェクトに柔らかさや温度はない。触れた相手が石組みの壁でもゲーム内のキャラクターでも、何の感触も得られないのだ。この触覚によるフィードバックの乏しさを変えようとしている企業がいくつかある。


Tactaiは、特にオブジェクトの素材が持つ質感に注目してこの状況を変えようとしている企業だ。「Tactai Touch」によってスマートフォン・タブレット端末のタッチパネルやVRデバイスを操作するときに、「触れる」感覚を作り出すという。


Tactaiのフィードバックデバイス



上のデモ動画では、Tactaiが開発を進める2種類のフィードバックデバイスを見ることができる。


素材感の再現


VR用のハプティックフィードバックデバイスを開発する他の企業が注目してきたのは、物体の柔らかさや温度の再現だ。壁に触れたときと人に触れたときでは硬さが異なり、ステージの環境によって温度も変化する。


しかし、Tactaiはもう一歩先を目指す。素材の質感を再現することで、木と石を区別することすら可能になる。


Tactaiのプロトタイプの一方はタブレット端末を操作するために使われるタッチペン型のデバイスであり、ペン先がどのような素材に触れているのかをユーザに伝えることが可能だ。大理石のオブジェクトとプラスチックのオブジェクトでは、書き味が違う。


デモ動画ではタッチペンで液晶付きのペンタブレットを操作しているが、VRデバイスのコントローラーと組み合わせて使うこともできるはずだ。


もう一つのデバイスは直接指先にはめて使うタイプであり、触れた素材の違いを指で感じることができるという。この技術をOculusが開発する手袋型のコントローラーオブジェクトを握る感覚を再現するフィードバックコントローラーと組み合わせれば、本当にオブジェクトに触れているような感覚が得られるだろう。


再現の方法


ユーザが実際にペン先で触れているのはタブレットの滑らかなディスプレイだとしても、Tactaiのデバイスはそこにザラつきを感じさせることができる。また、ユーザが触れる力に応じて反発力を調整することでオブジェクトの柔らかさを感じさせることも可能だ。


指先にはめるタイプのデバイスではさらに、温度も利用されているようだ。ガラスや金属に触れれば冷たく感じるが、紙や木はそうでもない。指先を滑らせたときの摩擦の大きさも質感を再現する材料となる。


触覚フィードバックデバイスとVR


指先でバーチャルを感じる

指先でバーチャルを感じる


現在一般的に販売されているVRデバイスは、主に目と耳から得られる情報によってVRの状況をユーザに伝えている。もちろん現在のデバイスでも2Dの動画やゲームとは違った没入感が得られるのだが、ここに触覚が加わることでさらに説得力が増すという。


プロトタイプから商業生産へ


Tactaiの創業者でCEO、Steven Domenikosは彼らの製品をマーケットにもたらすためのパートナーを求めている。彼らは既にオンラインショップの運営企業などと協力しているというが、デバイスを消費者に届けるためには製品を形にしてくれるパートナーが必要だ。


このデバイスが使われるようになれば、一般的なモバイルデバイスメーカーからVRコンテンツを提供するクリエイターまで様々な企業のサービスを変える可能性がある。画面に触れたことを振動で伝える簡素なフィードバックよりも、はるかに忠実度の高いフィードバックを提供してくれる。


有望な業界


好きな時間に自宅で買い物ができるオンラインショップは便利だが、欠点もある。直接製品に触れることができないので、質感が重要な製品を購入しにくいのだ。服やバッグを選ぶなら、直接手に取ってみたいという消費者が多いだろう。


しかしTactailのデバイスがあれば、オンラインショップは製品の質感を伝えることができるようになる。VR空間の店舗に展示された製品に触れることで、布や革の手触りを確かめることもできるだろう。


VRデバイスの普及に大きな影響力を持っていると言われるアダルトコンテツの業界でも、フィードバックデバイスは新たなコンテンツを作り出すきっかけになるかもしれない。


本物のポルノスターが出演するVRポルノ動画とフィードバックデバイスの相性が良いことはもちろん、視聴者が二次元のキャラクターを感じることも可能になる。完全に成人向けのアダルトコンテツだけでなく、スキンシップ過剰気味なキャラクターとのコミュニケーションアプリなどでも利用できそうだ。


 


参照元サイト:Venture Beat

参照元サイト:Tactai


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