ロンドンの不動産仲介業者(Higgins Homes)が土地(建物)を実際に顧客に見せて回るのではなく、VRHMDを通して、顧客には土地(建物)を仮想現実で見てもらい、好みのものの視察を予約してもらうという方法を採用した。
大胆な変革であるが、Higgins HomesはVR技術を用いた不動産業は、掘り出し物となる可能性があると確信しているように見える。
対象の建物は、北ロンドンはStoke Newingtonの、75万ポンド(約1億円)で売りに出されている、「Clissold Quarter」という新しいマンションの一室(寝室にベッド2台)である。
Clissold QuarterのVR映像はVMI StudioがUnreal Engine 4を使って作りだした。
VRを使ってできること
顧客はVR内でXbox 360のコントローラーを使うことで、不動産の壁やフロア、備品のカスタマイズを試して見ることができる。
VRを使ってできるようになること
ゆくゆくは、壁紙やカーペットなど、引っ越しをする前にすべての備品の移動が完了するようになり、土地周辺の交通を往来するシミュレーションまで提供するとのこと。
イギリスのIBTimesとのインタビューに、VMI StudioのディレクターであるFergus Byrne氏は、
「これからこのテクノロジーをどんどん使っていきたいと思う。」
と述べた。
現在このサービスの対応しているのは、Ouclus Riftのみだが、Byrne氏は、Gear VRやHTC社のVIVEにも、これから対応していきたいと述べている。
参照:vrfocus
URL:https://www.vrfocus.com/2016/08/uk-real-estate-agency-replaces-show-home-with-vr-demo-model/
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