MR/VRコンテンツおよびソフトウェアの開発を手掛ける株式会社テクリコは、10月28日(土)、29日(日)に実施される第一回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会(大阪)において、MR(Mixed Reality,複合現実)機器を用いた認知機能改善リハビリテーションシステム「リハまる」を世界に先駆けて公開し、同日よりサービス提供を開始することを発表した。
「リハまる」の概要
「リハまる」は、テクリコ社と関西医科大学(所在地:大阪府枚方市、学長:友田幸一、以下「関西医大」)との共同研究を基盤に開発されたリハビリテーションシステムであり、認知機能・高次脳機能障害改善リハビリに特化したモデルとなっている。
特に以下3点で際立った特徴をもっている。
<特徴1>:3D空間内でのリハビリテーション
紙と鉛筆による2次元空間内でのリハビリから脱却し、3次元空間内での立体的リハビリができる。
<特徴2>:業務量軽減効果の高いシステム
スタッフによる添削業務や入力作業を自動化することで、効率的な医療経営環境を提供できる。
<特徴3>:医学的エビデンス性
「リハまる」の公開の場である第一回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会内において、「リハまる」のシステムを用いた臨床研究の学会発表が実施される。
また、当研究は「優秀演題賞」にノミネートされており、医学会全体から非常に高い関心を持たれたテーマとなっている。
▼MR/VRで簡単!本格リハビリ医療ソフトウェア「リハまる」
(http://www.rehamaru.jp)
アプリ紹介(公式サイトより引用)
■高次脳機能障害改善リハビリアプリ(作業療法)
従来は作業療法士と患者様が1対1で、紙と鉛筆で行ってきた「注意障害改善」のリハビリだが、「リハまる」では、Hololensの複合現実機能で、より立体的、実証的かつ科学的な療法が可能になる。
■運動機能改善リハビリアプリ(理学療法)
脳障害により動かさなくなった上肢・下肢を、右に左に積極的に動かすことができる理学療法面でも、待望のリハビリアプリ。
没入感あふれるMR空間で、まるでリハビリしているとは思えないほどの楽しさと面白さを、提供する。
■ミラーリング関連療法アプリ
例えば片麻痺の患者向けに行われるミラーリング療法。
医療現場では箱と鏡によるアナログな手法が中心ですが、本アプリを併用すればいつでもどこでもリハビリが可能になる。
リハビリ回数を増やして早期回復を目指される方に打ってつけのアプリ。
今後の展開および予定
テクリコ社は、10月28日、29日に実施される第一回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会の展示ブース内(ブース番号30番)にて同製品を一般向けにリリースし、医療機関や介護施設向けにサービス展開を開始する。
また海外からの引き合いニーズに応えるべく、欧米向けにはHoloLens仕様のものを提供し、アジア中東向けには現在開発中のスマホVR仕様のものを浸透させていく予定とのことだ。
テクリコ社は今後も、「医療に本物のITと、エンターテインメントを」をモットーに、急増する認知症患者向けの予防、そして脳梗塞急性期患者向けのケアにサービスを展開し、メディカル分野でのIT、IoTの利活用を急速に推進していくとしている。
第一回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会 付設展示会について
日時: 10月28日(土)8:30~17:00(開場8:00)
10月29日(日)8:00~15:30(開場7:00)
場所: 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)http://www.gco.co.jp/
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51
テクリコ「リハまる」ブース 10階会議室1003 機器展示会場ブース30番
詳細: http://www2.convention.co.jp/jarma01/
(学会発表)
第1会場(10月28日)優秀演題賞セッション 17:10 ~ 18:10
「認知機能におけるMixed Reality技術を用いた数字抹消課題の効果」
会社概要
名称 : 株式会社テクリコ
所在地 : 〒530-0001大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル23階
代表者 : 代表取締役 杉山祟
創業年 : 2007年
事業概要: メディカルヘルスケア分野におけるソフトウェア・システムの研究開発、製造、販売及び運営
URL : http://www.rehamaru.jp
参照元:ニュースリリース
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