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VRゲームで度々使われるゲームエンジン「アンリアルエンジン」って何?代表作や特徴などを紹介


VRゲームを遊んでいると、よく聞くのが「ゲームの開発にはアンリアルエンジンを使用」や「アンリアルエンジンを使って作られているので高画質」など、ゲームを評価するうえでの一つの指標の様にアンリアルエンジンが登場してきます。


そんな「アンリアルエンジン」はどのようなものなのか、何が出来るのかというのを今回は紹介していきたいと思います。


アンリアルエンジンは無料でインストールできる高品質なゲームエンジン!



アンリアルエンジンとは所謂ゲームエンジンの一種で、コンピューターゲームにおける特に3DCGを用いた高画質で高品質なグラフィックを用いたパソコンゲームに特化したゲームエンジンといえます。


ゲームエンジンとは、ゲームを作るうえで、文字通りゲーム作りにおけるゲームを動かす根幹の基礎プログラムの部分で、VRゲームやコンシューマのテレビゲーム、パソコンゲームなどの動作において主要な処理を行うために用いられる共通のプログラムです。


「アンリアルトーナメント」や今ではバトルロワイアルが話題になっている「Fortnite」を生み出したことでも知られるエピックゲームズが、自社のコンピューターゲーム「Unreal」と「Unreal Tournament」を制作するにあたり開発されたのが始まりで、1998年当時開発されたアンリアルエンジンも世代を重ね4代目になり、今では無料で誰でもインストールできるゲームエンジンとしてその存在をゲーム業界だけでなく様々な分野で生かされています。


特にVR業界ではunityと並ぶほど扱いやすいゲームエンジンとして人気で、2016年にはVRエディタ機能も搭載され、今でも数多くのハイクオリティなVRゲームやコンテンツが、アンリアルエンジンから制作されています。


マルチプラットフォームであり、例えばPC版を制作したデータでそのままPS4にも簡単に移植可能であるという高レベルな移植技術も特徴で、対応プラットフォームはMicrosoft Windows、macOS、Linux、SteamOS、HTML5、iOS、Android、Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、およびバーチャルリアリティ (SteamVR/HTC Vive、Oculus Rift、PlayStation VR、Google Daydream、Open Source Virtual Reality、en:Samsung Gear VR)をサポートしています。


実際、その対応プラットフォームの多さでも多くの開発者が、3DCGのゲームを作る際にアンリアルエンジンを採用していることが多いと感じます。


今のアンリアルエンジンは4代目!UE4に至るまでの軌跡をおさらい


Unreal Engine 1



アンリアルエンジンは歴史が長く1998年にエピックゲームズが新作FPSタイトルである「Unreal」と「Unreal Tournament」を制作するにあたり開発されたのが始まりです。


第1世代Unreal Engineはゲームのレンダリング処理や、コリジョン探索、AI、グラフィック、ネットワーク、ファイルシステム管理を1つの完全なエンジンに統合し管理できるようにしました。


Unreal Engine 2



第2世代Unreal Engineは2002年に発売された、「Unreal Tournament 2003」のためにバージョンアップされました。


数多くの要素が時代の技術進歩に合わせて更新、改良されただけでなく、当時主流のゲームコンソール、PlayStation 2、ニンテンドー ゲームキューブ、およびXboxをサポートしました。


Unreal Engine 3



当時のDirectX(Windows、Xbox 360のバージョン9-11)に準拠して作られ、同様にPlayStation 3やMac OS X、Linux、そしてiOSやAndroid、Adobe Flash Player 11のStage 3D、PlayStation Vita、Wii Uなどで使われているOpenGLも使用している。


アンリアルエンジンで作られたゲームでは「バットマンアーカムアサイラム」や「ミラーズエッジ」などがあります。


Unreal Engine 4



アンリアルエンジンの現バージョンでこのエンジンはPCハードウェアとコンソールの第8世代を主軸に置いています。


2015年3月2日には、UE4は(将来の全てのアップデートも含めて)無料化となり、登録や使用するにあたってロイヤリティを支払う必要がなくなりました。


これにより数多くの開発者が簡単に高品質なゲームを制作できるようになりました。


あの「サマーレッスン」や「ストリートファイターⅤ」も!アンリアルエンジンで作られたゲームたち


今では無料で誰でもインストールできるゲームエンジンですが、無料とはいえプロも使用するゲームエンジンなので数多くのヒットタイトルがアンリアルエンジンを用いて制作されています。


ココからはアンリアルエンジンを用いて制作されたVRゲームやコンピューターゲーム、テレビゲームを紹介して、「このゲームもアンリアルエンジンで出来てるんだ!」ともっと身近にアンリアルエンジンを感じてもらおうと思います。


今ではプロアマチュア問わずだれでも使えるゲームエンジンですが極めるとここまで出来るという一つの指標にもなると思います。


「サマーレッスン」



言わずと知れたPSVRの顔とも呼べるVRシミュレーションゲームです。「彼女は本当に、そこにいる。」をコンセプトにリアルなバーチャル世界で女の子とコミュニケーションを行うのが目的のゲーム。


例えばもし、普通のテレビゲームとしてVRであることを差し引たとしてもかなりリアルで没入感のある映像だったということがプレイ中によくわかるほどです。


仕草や挙動をリアルに再現し、実在感のある細やかな動き、そして綺麗なグラフィックでキャラクターの女の子に実際にそこにいるかのような実在感を与えてくれるのはやはり、高画質で高品質なグラフィック処理が可能なアンリアルエンジンだからこそでしょうか。


他にも、夏をテーマにした色彩豊かなVR空間を彩る背景部分にもぜひ注目してプレイするとより一層ゲームエンジンの実力がわかると思います。


「ストリートファイターⅤ」



大人気格闘ゲームシリーズの最新作「ストリートファイターⅤ」はアンリアルエンジンを用いて制作されました。


カプコンがストリートファイターⅣの時から提唱する「2.5D」と呼ばれるグラフィックは、2D格闘ゲームの横スクロールのゲーム性はそのままに立体感とリアリティそして、キャラクターの個性を損なうことなく3D化した独特のグラフィックでシリーズの個性を強く出してくれています。


また、格闘ゲームでは、そのキャラクターの動きのなめらかさがかなり重視され、ゲーム性、さらにはゲームの評価にもそのまま直結するため、やわなゲームエンジンでは再現できなかったはずです。


アンリアルエンジンといえば元々FPSの為に作られたエンジンというイメージが強いのですが、本作の様な格闘ゲームまでもできてしまうその万能さが身に染みてわかりますね。


「鉄拳7」



先ほど紹介した、「ストリートファイターⅤ」に並ぶ、格闘ゲームの代表作といえるビッグタイトルの一つですね。


アンリアルエンジンを用いて制作された本作は、PSVRにも対応しています。


エースコンバット7 スカイズ・アンノウン



「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」は「エースコンバット」シリーズのナンバリングタイトルでは7作目になる作品で、外伝などを含めると15作めとなる人気シリーズの最新作です。2018年に世界同時発売予定。


PS4版にはPlayStation VRを用いたVR対応コンテンツが収録されることが発表されていて、体験イベントが開かれていました。


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