InstaVR株式会社公式サイトより
2017年6月12日に、InstaVR株式会社(代表取締役：芳賀 洋行、本社：東京都中央区、以下「InstaVR」)は、ウェブベースのVR作成・配信ツールInstaVRに360度VR動画のストリーミング配信機能を追加したことを発表した。
360度動画のストリーミング配信機能を提供開始
本機能の追加により、InstaVRユーザーは360度動画コンテンツのファイルサイズや再生時間に制限されることなく高解像度の360度動画を使ったVR体験を提供することが可能になるということだ。
例えば、25分間のフィットネストレーニング、45分間の没入型ドラマ、60分間の授業や講義、90分間のスポーツ試合、120分間の360度映画、さらに長時間のコンテンツなどが配信可能になるという。
また、360度動画に加えて2D動画のストリーミング再生にも対応しているため、VR空間内で映画館での映画鑑賞体験や、大会場でのパブリックビューイング体験などを実現することも可能になるとのことだ。
これまで、InstaVRはアプリ同梱およびダウンロード配信での360度動画再生に対応してきていたが、アプリサイズ制限により同梱できない・端末のストレージ容量を圧迫してしまうことが課題になっていたという。
今回新たにストリーミングでの360度動画の配信に対応したことで、360度動画コンテンツのファイルサイズや再生時間に制限されることなく、大量の360度動画コンテンツを活用したVRアプリをプログラム無しですばやく簡単に作成し、iOS、Android、Gear VR、Daydream、Web、OculusRift、HTC Viveにワンクリックで配信することが可能になるということだ。
この機能の利用は非常に簡単である。
ユーザーはInstaVR上でストリーミング配信したいコンテンツの配信方法を「ストリーミング」に変更するだけで、動画ストリーミング配信サーバーを自社で構築する必要なく、4K(2160p)や8K(4320p)での超高画質配信の動画ストリーミング配信を実現することができるとういう。(*1)
InstaVRの動画配信システムは、ユーザーがアップロードした動画をストリーミング最適な形式に変換し、 InstaVRのグローバルコンテンツ配信ネットワークを活用して大人数が高速かつ安定的に動画ストリーミングを再生できる環境を提供するということだ。
この機能の追加にあわせ、InstaVRプロ版には価格変更無しで動画ストリーミング帯域幅500GB/月が同梱されるという。
InstaVRユーザーは使用状況に応じて追加の動画ストリーミング帯域幅を購入することができるということだ。
また、すでに自社で動画ストリーミング配信システムを保持しているユーザーは、自社の動画ストリーミング配信システムを介して、InstaVRで作成したVRアプリにストリーミング動画を配信することも可能になるという。
*1： 4K(2160p)もしくは8K(4320p)などの超高画質動画を再生するには再生端末のハードウェアおよびシステムが4K・8K再生に対応している必要があるという。
InstaVRとは？
InstaVRはウェブベースのVR作成・配信ツールである。
360度(全天球)画像・動画を使い、直感的な操作でプログラミング無しに誰でもVR体験を作成し、ウェブ・iOS・Android・Gear VR・Google Daydream・HTC VIVE・Oculus Riftなど幅広い端末にワンクリックで配信することができるというものだ。
さらに利用者の注視点を同梱のヒートマップで分析し体験を改善することができるという。
InstaVR活用事例としては米スミソニアン博物館、トヨタ、サンリオエンターテイメント、日建ハウジングなどがあるとのことだ。
世界140ヶ国、10,000社に採用されているということである。
InstaVR株式会社とは？
会社名 ： InstaVR株式会社
ホームページ： http://www.instavr.co.jp/
所在地 ： 〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町1-2
代表者 ： 芳賀 洋行(代表取締役)
設立日 ： 2015年12月
資本金 ： 2億1,819万円
事業内容 ： InstaVR株式会社は日本発(東京都中央区)のバーチャル・リアリティに特化したテクノロジー企業で、VR作成・配信・分析ツール「InstaVR」の開発・運営を行っている。
日本本社を核とし、米国、カナダ、イギリス、インド、ブラジルなどグローバルなメンバーで構成されているということだ。
参照元：ニュースリリース
過去の「InstaVR」に関する記事
InstaVRがGoogle Daydream、Oculus Rift出力に対応
InstaVR株式会社が、InstaVRがGoogle Daydream(以下 Daydream)およびOculus Riftへの出力に対応したこと及び、Daydream付属のコントローラおよび、Samsung Gear VR新型コントローラでのVR体験の操作にも対応したことを発表したという記事。
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