日本時間の10月7日 23時頃にGoogle の最新スマートフォンPixel 7シリーズが発表された。Pixel 7シリーズは今年もPixel 7と上位グレートのピクセル7 Pro の2種で展開され、それぞれ8万円と12万円で販売される。
Pixel 7シリーズのSoC(CPU)にはGoogle謹製の独自チップGoogle Tensorシリーズの次世代モデルである「Google Tensor G2」を新たに搭載している。Pixelへの独自チップ搭載の流れはPixel 6シリーズより受け継ぐもので、53,000円の廉価グレードであるPixel 6aにも同じチップをつお際したという話題は記憶に新しい。
そんな新発表のGoogle Tensor G2だが、当該チップのベンチマークスコアがバングラデシュの小売業者のFacebookにて10月初頭にリークされた。
そのFacebookに投稿されている情報によればAntutu v9スコアは「801106」と、2020年12月にリリースされた高性能SoC・Qualcomm Snapdragon 888と同等のベンチマーク性能であることがわかる。(検証端末はGoogle Pixel 7 Proとされている)
また、合わせてGeekbenchのベンチマーク測定結果も公開されておりこちらも真偽は不明だがシングルコアは1068・マルチコアは3194とされている。
Google Pixel 7 Pro benchmark scores
Geekbench
Single Core –1068
Multi Core –3149Antutu V9 –801116
These scores are more or less close to Snapdragon 888/888+
Tensor G2 is still behind flagship SoCs but will take lead in ISP &AI performance
Excited for Pixel 7 series?
—Yogesh Brar (@heyitsyogesh) October 5, 2022
Snapdragon 888同等性能ということで「QualcommやMediaTeckの高性能チップセットに大きく遅れを取っている」という声がある一方、昨今の急激な物価高騰・燃料費高騰・ドル高のさなか8万円に抑え込んだ点は評価している声も多い印象。
加えてSnapdragon 888以降の各社スマートフォン向けSoCの消費電力はうなぎのぼりにある傾向にあり、特にSnapdragon 8+ Gen1シリーズは”爆熱”と揶揄されるほど発熱問題も起こっている。Pixel 7シリーズは「更に進化した撮影後の画像処理機能」を新たなアピールポイントとしており、Google Tensor G2の機械学習性能や画像処理性能といった点においては気になるところだ。