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三菱重工、車両搬送用AGVロボットによる自動バレーパーキング実証試験(フェーズ2)を開始


TOKYO, Nov 18, 2022 - (JCN Newswire) - 三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)と三菱重工グループの三菱重工機械システム株式会社(社長:池田 直昭、本社:神戸市兵庫区)は、フランスのベンチャー企業であるスタンレーロボティクス社(Stanley Robotics、以下、SR社)の車両搬送用AGV(Automated Guided Vehicle)ロボット“Stan”を用いた自動バレーパーキングの実証試験(フェーズ2)を、千葉県印旛郡酒々井町のアウトレットモール「酒々井プレミアム・アウトレット」で18日から開始します。

今年6月に実施した、国内商業施設における日本初の自動バレーパーキング実証試験(フェーズ1)(注1)では、AGVロボットによる搬送性能の検証ならびに利用満足度の評価を行いました。その内容を発展させた今回の実証試験(フェーズ2)では、新たに開発したスマートフォンアプリを導入し、入庫・車両搬送・駐車・出庫の全過程を無人で実行する自動バレーパーキングの実証を行います。今回の実証試験も、三菱地所グループの協力の下、三菱地所・サイモン株式会社(本社:東京都千代田区)が開発・運営する酒々井プレミアム・アウトレットの関係者駐車場を利用し、施設関係者車両を対象に実施します。

今回の実証内容を社会実装することで、利用者が出庫する際、スマートフォンアプリにより自車の出庫状況や混雑状況を確認でき、駐車待ち時間を大幅に短縮できます。また、鍵をかけたまま車両を預けることができるため、利便性の向上と新型コロナウイルスの感染リスク低減に寄与します。一方、事業者にとっても、利用者に商業施設内でのショッピングや食事を楽しむ時間を創出するという新しい価値を提供できるメリットがあります。当社グループでは、国内の商業施設や空港、テーマパーク、複合施設、病院などで新しい駐車場の形となる自動バレーパーキングサービスを利用できるよう、本実証で得られた知見を踏まえつつ、早期の事業化・社会実装に向けた取り組みを進めています。

三菱重工グループは、2021事業計画で掲げる成長戦略の一環として、カーボンニュートラル社会の実現に向けた「社会インフラのスマート化」によるソリューションビジネスの開拓に取り組んでおり、本プロジェクトは「CASE化(注2)を支えるインフラ」をテーマとするさまざまな取り組みの1つに相当します。また、当社グループは、車両搬送用AGVロボットによる自動バレーパーキングサービスを人々の生活の中へいち早く提供することを通じ、安全で快適かつサステナブルな社会の実現に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/221118.html

Stanley Robotics社について

Stanley Robotics社は、フランス・パリに本社を置く2015年創業のベンチャー企業で、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた屋外物流の新たなソリューションを提供しています。自律して自動車を持ち上げ・搬送するロボットと、駐車状況を高度に管理可能なソフトウェア技術を駆使した自動バレーパーキングサービスを世界に先駆けて展開しており、ロボティクスによる屋外物流の劇的な変革をもたらすべく事業に取り組んでいます。詳しくは同社HPをご覧ください。 https://www.stanley-robotics.com/

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。 www.mhi.com/jp


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