TOKYO, Aug 30, 2022 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、自社創製の抗てんかん剤「フィコンパ(R)」(一般名:ペランパネル、海外製品名:「Fycompa(R)」)について、日本において、新投与経路医薬品としての注射剤の追加申請を行いましたのでお知らせします。
「フィコンパ」は、当社筑波研究所で創製されたファースト・イン・クラスの抗てんかん剤です。本剤は、グルタミン酸によるシナプス後膜のAMPA受容体を選択的かつ非競合的に阻害し、神経の過興奮を抑制します。日本では、本剤の錠剤と細粒剤の2種類の経口製剤が販売されています。てんかん患者様が手術時など一時的に経口で薬剤を服用できない場合に、投与中断による発作リスクが懸念されるため、経口投与以外の治療を継続することが望ましいとされています。そのような医療ニーズに対応するために、経口以外の投与製剤として本注射剤が開発され、錠剤との生物学的同等性、ならびに錠剤の代替療法としての安全性および忍容性を確認し、今回の申請に至りました。唯一のAMPA受容体拮抗作用に基づく抗てんかん剤として注射剤を製品ラインナップに加えることによって、より幅広い患者様に新たな治療選択肢を提供できるようになることが期待されます。
日本におけるてんかん患者様数は約100万人と推定されており、乳幼児期から高齢期まで、すべての年代で発病しますが、18歳以前と高齢期での発病が多いとされています。
当社は、てんかんを含む神経領域を重点疾患領域と位置づけており、引き続き、より多くの患者様に発作フリー(seizure freedom)をお届けする使命を追求し、てんかんの患者様とそのご家族の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献してまいります。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2022/news202264.html
概要:エーザイ株式会社
詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。
Copyright 2022 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com