三菱自、第45回東京モーターショー2017でコンセプトカー『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』を世界初披露
- 2017年10月05日 15:30:00
- テクノロジー
- JCN Newswire
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また、来春の発売を予定している新型コンパクトSUV『エクリプス クロス』(日本仕様)を日本初披露するほか、一般公開日では『アウトランダーPHEV』をはじめ国内で販売する主力モデルを含めた全12台を出品します。
1.『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』概要
『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』は、機動力に優れ多用途に応えるSUVを、三菱自動車の技術の粋を集めて進化させた、クロスオーバーSUVタイプの新世代ハイパフォーマンスEVです。
三菱自動車が得意とするEV技術と四輪制御技術に代表されるSUVノウハウを融合・進化させるとともに、新たにAI(人工知能)技術を搭載することによって、どんな気象条件や路面状況でも、ドライバーの意思と高度に同調し、意のままの安全で快適なドライビングを提供します。アクセルを踏めば気持ちよく加速し、ブレーキを踏めば不安なく減速。ハンドルを切ればイメージ通りのラインをトレースする。『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』は、ドライバーや同乗者の好奇心を呼び覚まし、行動意欲を駆り立て、一歩先へと踏み出す気持ちを後押しします。
- ビッグトルクを生み出す小型・高性能モーターと大容量の駆動用バッテリーを搭載。これにより、街中から高速道路、アップダウンのあるワインディングなど様々な道路状況において、EVならではの力強く滑らかで静かな走りを発揮します。フロントに1機のモーターと、リヤに新開発の「デュアルモーターAYC*3」を搭載したトリプルモーター方式の4WDシステムを採用しました。EVの高効率・高応答・高精度という特性を活かし、日常走行からスポーツドライビングまで全ての速度領域で、意のままの安全で快適なドライビングを実現します。
- 車載AIがドライバーの運転をアシストします。多くのセンサーで、刻々と変化する道路環境や交通状況を認知し、さらにその瞬間のドライバーの操作からドライバーの意思を的確に読み取ることで、ドライバーの運転技量に関わらず、安全で快適なドライビングを提供します。
- また、車載AIには独自のコーチング機能を持たせました。車載AIがドライバーの運転技量を把握し、運転技量を向上させるメニューを考え、音声対話や前面大型ディスプレイ表示を使ってアドバイスします。これにより、普段、ドライバーは運転技量に関わらず、知らぬ間に意のままのドライビングを楽しめる一方、時にはコーチング機能を活用したドライビングを行うことで、今まで以上にクルマを乗りこなす楽しさも提供します。
2.新型コンパクトSUV『エクリプス クロス』概要
『エクリプス クロス』は、スタイリッシュなクーペフォルムにダイナミックなSUVの機動力を融合させた三菱自動車らしいクーペSUVです。行動意欲を掻き立てる個性的なデザイン、新たな楽しみへの閃きをもたらすコネクティビティ、四輪制御技術による安心して楽しめるドライビングフィールを特長としています。
(1)行動意欲を駆り立てるデザイン
- 力強いパフォーマンスと人とクルマを守る安心感を表現した「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを更に進化させ、薄くてシャープなLEDヘッドライトとデイタイムランニングランプをフロントフェイス上部に配置し、ターンランプとフォグランプを下部に配置することで、より精悍なイメージを表現するとともに、ターンランプの視認性を向上させています。
- ベルトラインや彫刻的なキャラクターラインによるウェッジシェイプ(前傾姿勢)、前傾したリヤウインドウ、テールゲートを直線的に落とし込みオーバーハングを切り詰めたリヤエンド、アスリートを彷彿させる大きく張り出した筋肉質な前後フェンダーにより、三菱自動車らしいシャープでダイナミックなクーペSUV としています。
- 高い位置に配したワイドなリヤランプと前傾したリヤウインドウを上下に二分することによって、立体的で個性的なリヤスタイルとしました。また、チューブ式LED テールランプと中央のハイマウントストップランプが一直線に発光することで、幅広さと安定感を表現しています。
- インテリアは、ブラックとシルバーのモノトーンとし、水平基調のインストルメントパネルと立体的なシルバー加飾によって、スポーティでありながら上質な室内空間としています。また、薄型のスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)、タッチパッドコントローラー、ヘッドアップディスプレイを搭載することで、運転席の先進感を高めています。
- スタイリッシュなクーペSUV フォルムを損なうことなく居住空間と荷室の実用性を確保するため、6:4分割のリヤシートにロングスライド&多段階リクライニング機構を採用しました。後席乗員の広いレッグスペースを確保するとともに、後端を落とし込んだルーフラインでありながら、十分なヘッドクリアランスを確保しました。
(2)新たな楽しみの閃きをもたらすコネクティビティ
- 様々な情報を安全で快適に操作できるスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)、タッチパッドコントローラー、カラーヘッドアップディスプレイを搭載し、利便性と安全性を追求しました。
- スマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)は、車の中でiPhone*4*5を使うためのより優れた、安全な方法「Apple CarPlay」*5に対応。Siriやタッチスクリーンで行き先を調べる、電話をかける、メッセージを送受信する、音楽を聴くなど、運転に集中したまま全てをこなします。さらに、高度な音声認識でGoogleマップTM*6など、各種アプリの操作が可能な「Android AutoTM」*6にも対応しています。
- タッチパッドコントローラーをセンターコンソールに配置することで、走行中でも姿勢を変えず、簡単にスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を操作することができます。タッチパッドコントローラーは、ラジオなどのオーディオ機能の操作や、「Apple CarPlay」の操作に対応しています。
- ヘッドアップディスプレイには速度や予防安全装備からの情報等を表示。少ない視線移動で的確に情報を認識できます。
(3) 四輪制御技術で安心して楽しめるドライビングフィール
- アクセル開度や車速、車両の走行条件などから、後輪へ伝達するトルクを常に適切に配分する電子制御4WD を搭載。これにAYCブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC」*7を採用し、ドライバーの操作に忠実な車両挙動を実現しています。「AUTO」「SNOW」「GRAVEL」の3つの走行モードを設定し、センターコンソールに配置したドライブモードセレクターで選択できます。
- 電子制御4WD及び車両運動統合制御システム「S-AWC」は、ボディのフロント部を3 点式のストラットタワーバーで補強し、リヤ周りを重点的に構造用接着剤の塗布によって高剛性化したボディや、細部にわたり最適化を図ったサスペンションなどと相まって、意のままの操縦性と卓越した安定性を実現しています。
- 新開発のダウンサイジング直噴ガソリンターボエンジンは、運転状態により筒内噴射と吸気ポート噴射をきめ細かく制御することで、優れた燃費性能とクリーンな排出ガス特性を実現しています。また、排気量は1.5Lでありながら従来型の2.4L自然吸気エンジンを凌ぐ中低速トルクを発揮。排気マニフォールド一体型シリンダーヘッド、吸排気MIVEC*8、電動ウエストゲートアクチュエーター付小型ターボチャージャーにより、レスポンスを向上させています。
- 8速スポーツモード付のINVECS-III CVT*9を採用しました。8速スポーツモードは、各段をクロスレシオとしながらワイドレシオとすることによって、エンジン性能を最大限に引き出します。また、ステップアップシフト制御を採用することで、CVT特有の回転が先行するような吹け上がり感を低減し、ダイレクトで力強い加速感を実現しています。
3.技術展示
(1) AIパーソナルアシスタント概要
車載のAIパーソナルアシスタントが、人工知能技術やコネクティッドカー技術を活用し、乗員のことを深く理解し、運転中の安心・安全のための適切な情報を提供したり、運転中のドライバーと在宅中の家族とのコミュニケーションをサポートするなど、新たな体験を提供します。AIパーソナルアシスタントは、主に下記の機能を提供します。
(1)対話機能
- 最先端のAI技術(音声認識、自然言語処理等)により、走行騒音環境下においても乗員の発話を正しく理解し、自然な言葉で乗員と会話ができます。
- 声紋認識やカメラを用いた人物認証機能により人物を認証したうえで、その人の会話や行動を学習し、好みやニーズに合わせたサービスを提供します。
- 車両状態(異常検知など)の提供や、自然な会話による空調・ワイパー・ライトなどの操作も行えます。
- クラウド型音声認識(クラウドにあるAIを活用した音声認識システム)とローカル型音声認識(車の中にあるAIを活用した音声認識システム)を組み合わせたハイブリッド型システムであり、ネットワークが繋がらない環境においても、クラウド型音声認識と同レベルの精度、低レイテンシー(遅延時間)を実現します。
※今回、上記技術の一端を披露するデモンストレーション*10を行います。
(2)多種多様なデバイスやコンテンツとの連携
AIパーソナルアシスタントが、様々なデバイスやコンテンツとの連携をサポートします。例えば、ドローンを自動車と連携させ、音声でドローンを操縦して撮影することで、これから向かう先の道路状況を映像で確認したり、自車の走行シーンを楽しむことができます。
(2) スマートスピーカー展示
コネクティッドカーサービスの一つとして取り組んでいる、車と家との連携の可能性について、「Amazon Echo」と「Google Home*11」を使用したデモンストレーションを行います。
Amazonのクラウド音声サービス「Alexa」に対応した「Amazon Echo」は、音楽の再生、予定表へのアクセス、ショッピング、スマート家電の制御等を行うことができます。
「Google Home」は、Google アシスタントを搭載し、音声認識で音楽の再生、知りたいことを検索、予定の確認や、スマート家電の操作等を行うことができます。スマートスピーカーは米国を中心に普及が進んでいます。
今回はスマートスピーカーと自動車の連携機能として、ヘッドライトの点灯、車内の温度調節、ドアをロックする機能などのデモンストレーションを行い、ご来場のお客様に実際にご体験頂きます。
*1:10月25~26日13:00まではプレスデー、26日13:30からは特別招待日、27日はオフィシャルデー及び同日12:30からはプレビューデー、一般公開日は28日~11月5日。
*2:『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』の車名には、三菱自動車独自のEVの進化形(EVOLUTION)という意味を込めました。
*3…Active Yaw Control の略。
*4…iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
*5…Apple CarPlay、iPhoneは米国その他の国で登録されたApple Inc.の商標です。
*6…Android Auto、Google マップ、Google PlayはGoogle Inc.の商標または登録商標です。
*7…Super All Wheel Controlの略
*8…Mitsubishi Innovative Valve timing Electronic Control systemの略
*9…Intelligent &Innovative Vehicle Electronic Control Systemの略
*10…CAPIO,Inc./株式会社イチベルと共同開発しております。
*11…Google HomeはGoogle Inc. の商標です。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2017/detail5121.html
概要:三菱自動車工業株式会社
三菱自動車の企業コミュニケーションワード「Drive@earth」
地球を走る。地球と生きる。三菱自動車。
人とクルマ、社会とクルマ、地球とクルマの新しい時代を拓くために。いま、三菱自動車は挑戦を始めています。走行中のCO2排出ゼロ。地球温暖化防止に貢献する新世代電気自動車、i MiEV(アイミーブ)の世界投入。軽自動車で培った技術を存分に活用、燃費性能にすぐれたグローバル・スモールの提案。世界の環境基準をクリアしながら、走りの楽しさにあふれた三菱ならではの小型SUVの開発。さらに、新ディーゼルエンジンによるラリー参戦を通じて、走りと環境を両立する、新次元のクルマづくりを追求してゆきます。
私たちは信じています。私たちのクルマへの熱い想いと技術が、新しいクルマの価値をつくることを。ドライブ・アット・アース。走る歓びが永遠であるように。クルマが地球と共生できるように。
詳細はこちらからご覧ください。 www.mitsubishi-motors.co.jp
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