北京, 2025年7月11日 - (JCN Newswire) - 「天壇映像」は北京国際映画祭で世界向けの特別ユニットとして、メインコンペティション「天壇賞」のノミネート作品・受賞作品を通じ、世界中の観客が地元の映画館で中国映画の多様性と奥深さを体感することを目的としています。
6月16日、北京国際映画祭「天壇映像世界巡回展・東京ステーション」が東京のグランドシネマサンシャインで正式に始まり、オープニング作品は第14回北京国際映画祭「天壇賞」で最優秀作品賞・最優秀脚本賞・最優秀助演女優賞を受賞した『最高でも、最低でもない俺のグッドライフ』です。出席者には、北京国際映画祭の組委会副秘書長、北京市広播電視(ラジオテレビ)局副編集長の辺建氏、駐中国日本国大使の金杉憲治氏とその夫人、駐日中華人民共和国大使館公使参事官の陳諍氏、さらには多くの指導者が含まれています。その後、7月1日から7月6日の間に、『ママ』『白塔の光』『ビヨンド・ザ・スカイズ(雲霄のかなた)』『朝雲暮雨(ちょううんぼう)』『妻消えて』の五つの「天壇賞」受賞作品がユナイテッド・シネマアクアシティお台場で上映され、中国からの物語を東京の観客に語りました。
開幕式において、駐中国日本国大使の金杉憲治氏は、「昨年『最高でも、最低でもない俺のグッドライフ』が中国で大きな話題になり、私はずっと楽しみにしていました。映画を観た後、私は『山川異域、風月同天』という言葉の意味を深く感じました。中国人も日本人も、皆似たような悩みを抱え、一生懸命に生きています。国が違っても、みんな一緒に頑張ろう」と述べました。
生活の中の迷いと堅持は、決して国境を超えたものです。『最高でも、最低でもない俺のグッドライフ』が描くのは、都市生活の中で繰り返し演じられる日常の一コマです。人生が停滞している若者が、家族と自分自身の間で、再び前進する方向を見つけることができるでしょうか。速いペースの東京と北京では、人々は同じ物語を経験しているかもしれません。都市は人々に絶えず前進するよう促しますが、この映画は私たちに、時に立ち止まることが敗北ではなく、生活に対する別の勇気の形であることを教えてくれます。
龍飛監督と、本作で「天壇賞」の最優秀助演女優賞を受賞した岳紅が上映後のイベントに出席しました。岳紅は、日本との縁について、「実は私がこの場所に初めて来たのは1986年で、映画『野山』で金鶏奨の最優秀女優賞を受賞したからです。約40年後、『最高でも、最低でもない俺のグッドライフ』のため再びここに来て、『巡り巡って、また出発する』という感覚があります」と述べました。また、龍飛監督は映画の背後にある創作の詳細について、「この映画は共同制作によって生まれたもので、皆のインスピレーションが集まり、この映画をより素晴らしいものにしています 」と話しました。
交流の現場では、多くの観客が映画に深く感動したと述べています。ある観客は「私は東京で10年過ごしましたが、映画の中の『無理ならいつでも帰っておいで』というセリフは、母の言葉を思い出させました。そして、胡歌がマッサージチェアに横たわっているのを見た瞬間と、父の背中を見た時、涙が止まらなくなりました」と述べました。また、日本の観客の中には「この作品は、中国の普通の人々の日常生活をリアルに反映していて、まるで彼らと一緒に生活しているかのようです。この体験はとても素晴らしいです」という人もいます。
もし『最高でも、最低でもない俺のグッドライフ』が若者の彷徨についての優しい独白であるなら、その他の5つの作品はそれぞれ異なるスタイルや人生の状態を通して、運命や信念、家族、愛について描いています。
『ビヨンド・ザ・スカイズ(雲霄のかなた)』は、観客を極限の戦争の廃墟へと誘い、白黒の画面がもたらす荒涼感と抑圧感はまるでその場にいるかのような体験を与えます。この作品はタイトルの通り、思わず空を見上げたくなるようなものだと感じる人もいます。何も起こらないけれど、心の中ではすでに様々な感情が渦巻いています。
『白塔の光』では、北京と北戴河の街並みと海辺の風景が描かれており、都市の別の美しさが繊細に表現されています。観客の中には、「映画を見終わった後、ぜひ撮影場所を訪ねたいと思います。北京には万里の長城や故宮だけでなく、こんな素晴らしい場所もあるのです」と評価する人もいました。
『ママ』は病気の娘を持つ母親の晩年の日常を非常に静かな語り口で描いています。過度に感情的な表現は一切ないものの、無数の細やかな描写が観客の心に深く響きました。「優しが、現実から離れていない」という声もあります。さらに、鑑賞後に母親にこっそりとメッセージ送った人もいます。
『妻消えて』はテンポが良く、次々に反転があるサスペンス映画です。東南アジアの旅から始まり、失踪事件をきっかけに運命と人間性をめぐる二重の謎を引き出します。観客は「息もつかせぬ展開」「色彩表現とインパクトのある画面構成がとても好き」「ぜひ日本でも公開してほしい」と述べました。
『朝雲暮雨(ちょううんぼう)』は、出所したばかりの男女が契約結婚の中での苦悩と相互救済を描いています。「この映画は重さと孤独がありながらも、ユーモアと強さも持っています」という評価があります。映画の最後に降る土砂降りは観客に深い印象を与え、それを通して運命の重さを感じることができます。
6本の映画、6つの人生が東京のスクリーンに登場ました。その中には迷い、困惑、温かさ、悲しみがありますが、いずれも真摯で共感を呼び起こすことができます。ある観客が言ったように、「中国の映画ではありますが、日本の観客としても、中国社会と日本社会の共通点を感じることができます」。
開会式の挨拶で、北京国際映画祭の組委会副秘書長、北京市広播電視(ラジオテレビ)局副編集長の辺建氏は、日本の観客に向けて「東京と北京は遥かに見つめ合い、桜と月季花(バラ)はが共に咲きます。映画を媒介に、文化を橋にして、手を携えて進み、中日映画協力の新しい章を一緒に書きましょう」と語りました。
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