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KKCompanyがAIを活用した会議・イベント支援サービス「リアルタイムAIアシスト」をローンチ


KKCompany Japan合同会社は、新たな企業向けサービス「リアルタイムAIアシスト」を発表しました。このサービスは会議やイベントにおいて音声をリアルタイムで自動文字起こしし、翻訳や要約を行うもので、音声の話者を自動で判別する機能も搭載しています。また、要約に基づいた関連資料をリアルタイムで提供する点が特徴で、会議の議事録作成を効率化します。サービスはSUBARUとの実証実験を経て開発され、月額15万円から利用可能です。翻訳は日本語、英語、中国語に対応しており、さらなる言語追加も予定されています。

台湾・シンガポール・マレーシア・日本などのアジア太平洋圏に事業拠点を持つAIマルチメディアテクノロジーグループ「KKCompany Technologies」の日本法人であるKKCompany Japan合同会社は、新たなサービスとして4月23日より「リアルタイムAIアシスト」の提供を開始。

これに伴い、報道関係者向けの説明会が都内で開催された。

 

企業向け会議・イベント支援サービス「リアルタイムAIアシスト」登場

KKCompany Japanが開催した新製品の説明会では、冒頭にKKCompany Japanのトニー・マツハシ代表が登壇し挨拶を行った。

「古くは音楽配信事業のKKBOXからスタートしたKKCompanyは、マルチメディアAI関連事業、AWSとのパートナーシップを基盤としたエンタープライズソリューション事業、生成AIによる新規プロダクト推進事業などを行っております。」

と同社の主要事業を紹介。

また、今回ローンチされた新サービス「リアルタイムAIアシスト」は自動車メーカー大手のSUBARUの担当者とのヒアリングで明らかになった悩みや課題を解決するべく、同社と共同で実証実験を行い、本サービスがローンチするに至ったのだと説明した。

 

AIがリアルタイムで書き起こし・翻訳・要約してくれる新サービス

続いて、KKCompany Japanの田村氏が登壇し、新サービス「リアルタイムAIアシスト」の紹介が行われた。

本サービスは、プロダクトソリューション戦略の中で「スマートミーティング領域」に位置するサービスだと説明。

「私どもの定義するミーティングは大きく2つございます。1つは社内・社外の会議。もう1つが複数の方がコミュニケーションを取るようなセミナー・説明会です。それぞれ大きく分けるとリスナーとスピーカーに立場が分かれるかと思いますが、それぞれに課題がありました。この課題にリアルタイムAIアシストは的確にアプローチできるサービスとなっています。」

と製品の特長について紹介した。

リスナーサイドの課題として、話が長くてよくわからない、途中参加しにくいという課題がある。一方スピーカーサイドの課題として、質問の意図がよくわからなかったり、想定外の質問をされて慌ててしまう、ということも起こっていた。

これらの課題を解決するソリューションとして登場したリアルタイムAIアシストには、6つの機能が搭載されている。

まず、リアルタイムで音声の自動文字起こしを行い、同時にリアルタイムで要約も行ってくれる。その際には、リアルタイムでの翻訳も実施できる。

翻訳できる言語は現状「日本語」「英語」「中国語」の3カ国語だが、今後様々な言語にも対応していく予定だそうだ。

また、発言している人間を自動で判定して話者分離するだけでなく、フィルター機能で確認したい話者のみの表示も可能。

生成された文字起こしや要約・翻訳はCSV形式で書き出すことができるため、議事録作成も容易になる。

さらに本サービスが他社製品と異なる点として、要約に基づいた関連資料がAIに判定され、自動的に紐づけられる仕組みだ。

事前に読み込ませておいた資料が、要約するタイミングで提示される。

実際に本説明会でもリアルタイムAIアシストが使われており、リアルタイムでの書き起こしや関連文書の提示などの挙動を見ることができた。

入力マイクを通して取り込まれた音声がAIに認識され、辞書機能を通して文字起こし・翻訳・要約をより自然な文章へ修正しながら表示される。

「社内会議や社外会議、あるいはイベントなどに関しては、非常に相性のいい活用事例かなと思っております。そのほかにも、会社説明会でも使っていただけるのではないかなと考えております。」

と、田村氏はユースケースについても言及。

実証実験を行ったSUBARUの担当者も、

「会議などで生じているリアルな課題を解決し、参加者間のエンゲージメントを強めるためにKKCompany社に御尽力頂きました。リアルタイムAIアシストはAIの活用範囲を広げた新たなサービスであり、弊社は実証実験を通じ、その機能品質の改善に協力させて頂きました。リアルタイムAIアシストは様々なコミュニケーションの場での活用が期待出来るサービスだと考えます。」

と非常に好意的なコメントを寄せた。

リアルタイムAIアシストは月額15万円(30時間〜)から、年間契約で利用可能となっている。

 

リアルタイムAIアシスト概要

価格:月額15万円(税別)〜
※初期費用無料
※年間契約

想定活用シーン:社内・社外の会議、全社会議や国際会議などのイベント。また会議、イベント以外にもコールセンター業務など様々な活用が可能。

【機能】
1.リアルタイム文字起こし・リアルタイム要約
2.要約に基づいた関連資料(PDF、Word)の自動抽出・提案
3.リアルタイム翻訳(日・英・中)
4.話者分離・話者フィルター機能
5.辞書機能
6.議事録ダウンロード

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