株式会社Ubicomホールディングスは、経済安全保障推進法を背景とした需要拡大に対応するため、大量採用・教育実施という戦略的投資を実行している。
複数の大手企業との資本も含めた業務提携の中で、株式会社オージス総研との資本業務提携契約を実施したことを発表した。
「Ubicomホールディングス」オージス総研とオージス総研を実施
Ubicomホールディングスは、社会課題の解決に資するITソリューションを創造する、唯一無二のビジネスイノベーションカンパニーであり続けることを企業理念に掲げ、グローバル事業とメディカル事業を展開。
グローバル事業では、フィリピンを拠点とした30年以上のオフショア開発の実績のもと、900名以上の英語・日本語に堪能な優秀なグローバルIT人材の採用・育成を行い、製造業・金融業・自動車産業・AIなど多岐に渡る業界をサポート。
メディカル事業においては、Ubicomホールディングスが持つ約2万医療機関のデータベース・知財を活用した社会課題解決の新規プラットフォームを開発・提供している。
従来からUbicomは、オージス総研との業務提携により両社の持続的な事業発展の実現のため関係を構築してきたと説明。
この度、オージス総研がUbicomの株式を保有することに基づく資本関係を結ぶことにより、
●Ubicomのフィリピン子会社であるAWS(Advanced World Solutions, Inc.)にて、オージス総研から出向者を迎え入れ、オージス総研向けの開発体制及び保守運用体制をフィリピンのR&Dセンターにて人員をさらに拡大し、スケールさせていくモデルを構築。
●Ubicom及びオージス総研と共同で、フィリピンをはじめとするアジア諸国(アジアパシフィック地域)におけるオージス総研のITソリューションの販売活動及びマーケティングの推進。
上記において戦略的パートナーシップを加速し、両社の保有するリソースの相乗効果を図り、ビジネスの拡大を目指すると説明した。
資本業務提携に係る事業計画について
今回の資本業務提携を行い、
●Ubicomのフィリピン子会社であるAWS(Advanced World Solutions, Inc.)において、オージス総研専用の開発ラボ「OGIS-Ubicom Philippines Laboratory」を拡大することにより、初年度である2024年度(2024年4月~2025年3月)の年間発注額で、3億円以上の開発体制を構築し、さらにオージス総研におけるリーダークラスの出向者迎え入れを同時に実施し、Ubicomの経済安全保障推進法を背景とした事業拡大をオージス総研と共に長期継続的にスケール。
●Ubicom及びオージス総研は、アジアパシフィック地域において共同でのオージス総研のITソリューションの販売活動及びマーケティングを行うことにより、2030年度(2030年4月~2031年3月)の年間売上高で、10億円を目指す。
上記の目標達成を目指していくと話している。
オージス総研と資本業務提携契約を締結したことを発表したUbicom。
今後の両社の取り組みなどについて興味がある方は、ぜひ注視してみてはいかがだろうか。