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リーダーは社会貢献を意識せよ!


リーダーは、プロジェクトを成功させるために社内外の動きを俯瞰する視野を持つことが求められます。特に、社会との関係を意識し、どのように社会に影響を与えるかを考慮することが重要です。プロジェクトが社会に実際に役立つものであるためには、トレンドを追うだけでなく、社会貢献という視点を取り入れた計画が不可欠です。そうすることで、リーダーやチームメンバーは自信を持ち、プロジェクトを推進し、社会においても評価される存在となります。

リーダーは社内だけではなく、社外の動きを俯瞰する視野を持たなければなりません。プロジェクトを主導する際には、こうした視野が必ず役立つのです。もし社外の動向に追随できなければ、プロジェクトの価値さえ見出せなくなります。では、社会とどう関わるべきか。社会にどう貢献すべきか。リーダーの役割について考えます。【週刊SUZUKI #117】

リーダーは周囲のメンバーやチーム、プロジェクトなどの社内の動きを追随するだけでは務まりません。物事の全体を俯瞰する大局観に立ち、社外も含めた動向を追い続ける視野を持たなければなりません。

何より欠かせないのは、社会との関係を見失わないことです。現在の社会情勢を踏まえずにプロジェクトを主導すべきではありません。もちろんチームのメンバーをけん引してもなりません。現在取り組むプロジェクトが、今の社会にどんな影響を与えるのか、社会をどう変える可能性を秘めているのかを正確に踏まえた上で、プロジェクトを主導します。こうした影響や可能性を顧みずにプロジェクトを前進させてゴールにたどり着いても、得られた成果物に十分な価値はありません。「社会に対して」という大前提を踏まえたプロジェクトを模索し続けることがリーダーの務めです。

こうした前提条件に立ったプロジェクトは、必ず社会に役立つものとなります。リーダーはプロジェクトを主導する際、役立つかどうか、貢献できるかどうかに徹底的にこだわらなければなりません。

さらに、社会と対峙した業務に取り組み続けることで、プロジェクトに関わるすべての人が社会から認められるようになるのです。こうした高揚感は仕事をする上で何物にも代えがたい経験となるでしょう。「もっと社会に貢献したい」「社会に役立つ事業に関わりたい」というメンバーの積極性も育むようになるのです。自分の仕事が社会に役立っているという自信が、メンバー一人ひとりを成長させるのです。

リーダーは社会と対峙するだけではなく、社会のさまざまな人を想定したゴールを描くべきです。自身が主導するプロジェクトがどんな人にどんな影響を与えるのかまでイメージすることが大切です。イメージを明確にし、そのイメージを実現したとき、あなたは社会の多くの人々から賞賛されるようになります。多くの人々を味方にすることができるようになります。多くの人の応援を背に、さらに困難なプロジェクトさえも成功させられるようになるのです。

【リーダーの心得 その25】

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。他に、日本オムニチャネル協会 会長、SBIホールディングス社外役員、東京都市大学特任教授を兼任。

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