AZWAYが運営する「幸せおうち計画」の調査により、子どもに留学してほしい国ランキングが明らかになりました。親の性別や年齢別の特徴を分析し、親たちの留学選びのポイントを探ります。
調査対象は、10代から60代以上までの607人であり、調査期間は2024年8月4日から9月21日までとなっております。なお、有効回答数は607件(女性452人、男性155人)でした。この調査結果から、留学先の人気国やその背景にある理由を探究していきます。
調査の結果、子どもに留学してほしい国のランキングは以下の通りとなりました。1位:アメリカ(304票)、2位:カナダ(252票)、3位:オーストラリア(233票)、4位:イギリス、5位:ニュージーランド、6位:シンガポール、7位:スイス、8位:ドイツ。この結果から、英語圏の国が上位に位置していることがわかりました。特にアメリカは、世界中から多くの学生を受け入れており、その教育環境が高く評価されています。
アメリカには以下のような声が寄せられています。「アメリカは世界のなかでも大国で、多くの人種が共存する環境です。そんななかで学ぶことができる。」「アメリカ文化を学び、ストレートなコミュニケーションスタイルを身につけて欲しい。」といった意見が目立ちます。自由な学びの場で、個性的な成長を促す環境が整っている点が評価されています。
2位に選ばれたカナダは、多文化共生の国として知られています。「カナダのトロントは移民が多くアジア人も住みやすい環境で、日本食も容易に手に入る。」といった回答もありました。また、広大な自然に囲まれた生活を通じて、英語力や異文化理解を深められる点が支持されています。カナダの優しさや人柄に触れ合えることから、安心して留学を考える親の姿勢が感じられました。
3位のオーストラリアは、その治安の良さや自然環境の豊かさが選ばれる理由です。時差がほとんどないため、保護者の交流も困難なく行われる点も加わっています。「多くの留学プログラムが充実している」「オーストラリアの人々の優しさを肌で感じてほしい」といった期待が多く寄せられました。広くのびのびとした環境の中で育つ体験が、将来の自立した人間形成に寄与すると考えられます。
男女別で見てみると、女性は1位にカナダを選び、治安の良さや住みやすさへの配慮が伺えます。一方で、男性はアメリカを好む傾向があり、自由な気風や個の成長を求めています。このように、性別によっても留学先の選好に違いが見られることが興味深い結果でした。
年代別に見ても、1位はすべての年代でアメリカが選ばれています。ただし、30代までは2位がオーストラリアですが、40代以降ではカナダが2位となり、世代によって魅力に感じる点が異なることがわかります。特に子育て世代の親たちが感じる価値観の変遷が、留学の選択肢に影響を与えていると考えられます。
この調査結果から、子どもに留学してほしい国としてアメリカが1位に位置づけられ、その後にカナダとオーストラリアが続きました。留学を通じた言語教育の重要性や、海外での豊かな体験の必要性を認識している親たちの意向が見て取れます。また、性別や年代による違いもあり、今後の留学選択に向けての参考になる情報が浮き彫りとなりました。
【関連リンク】
株式会社AZWAY
https://azway.co.jp/
プレスリリース
https://azway.co.jp/news/4184/
執筆:小松由奈