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警視庁が遺失物センターに受取りロッカー導入、ロッカーでの遺失物受け渡しは全国の警察で初


株式会社FUJIが展開するスマートロッカーシステム「Quist」が、警視庁の「遺失物受取りロッカー」として採用され、警視庁 遺失物センター(東京都文京区)での運用を開始します。この取り組みは、全国の警察で初めて導入されるものであり、遺失物の受渡にロッカーを使用することで、手続きの効率化と利用者の利便性向上を目指しています。予約開始は2024年8月14日を予定しています。

「Quist」は、利用者がバーコードや二次元コードを使用して簡単かつ安全に荷物の受取ができるスマートロッカーシステムです。クラウドシステムを利用することで、リアルタイムでのロッカーの管理や監視が可能となり、システムの状態を常に把握できるようになっています。また、他のシステムとのデータ連携が可能で、フレキシブルに対応できるシステムインターフェースを提供しています。

耐久性に優れた「Quist」は、屋外設置にも対応可能で、IPX4の防水規格を満たしており、雨や雪などの悪天候下でも問題なく運用できます。さらに、震度7の耐震試験をクリアするなど、高い耐震性能も兼ね備えており、地震などの自然災害に対しても安全性が確保されています。

今回の導入により、遺失物受取りの手続きが効率化され、利用者が警察署に出向かずに遺失物を受け取ることができるようになります。また、警察側も手続きの簡略化が図られ、業務の効率化が期待されています。

今後も「Quist」は、物流の2024年問題や労働力不足といった社会的課題に対応し、生活の質を向上させるために、さまざまな分野での利用を広げることを目指しています。さらなる機能の企画・開発を進め、多様化するニーズに対応していく予定です。

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