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R&D部門の新たな挑戦、事業創出とその成功に向けた調査結果


企業の成長を支えるR&D部門の現状は、意外にも成果実感が低いことが分かりました。新たな事業創出に向けて、R&Dが果たすべき役割とは何か?その秘訣に迫ります。

R&D部門の重要性とその現実

 あなたの勤務先企業は、自社のR&D部門(研究・開発部門など)にどんな役割を期待していますか。
それぞれあてはまるものを1つお選びください。
あなたの勤務先企業では持続的な成長に向け、今までの事業に捉われない、新しい事業創出や製品企画に力を入れて取り組まれていますか。

電通総研と電通が実施した調査によって、企業のR&D部門の役割が浮き彫りになりました。企業の740名以上の従業員を対象に行われたこの調査では、自社が新たな事業創出に取り組んでいると答えた従業員が73.5%に達した一方で、「成果が上がっている」と感じているのはわずか20.2%。このギャップが、R&D部門に対する期待と実際の貢献の乖離を示しています。

 引き続き、あなたの勤務先企業のR&D部門(研究・開発部門など)が会社から期待されている役割についてお聞きします。あなたが「非常に期待されている」「やや期待されている」とお答えになった役割について、現状の達成度はどの程度だと感じていますか。それぞれあてはまるものを1つお選びください。

まず、企業がR&D部門に期待している役割は、迅速な研究開発やグローバルで競争力のある技術の開発、事業成果を見込んだ研究推進などが上位を占めており、その期待は高い一方で、実際の貢献感は低調です。特に、「よりスピード感のある研究」「事業成果を見込んだ研究」の貢献実感が低い点が、企業のR&D活動における課題感を浮き彫りにしています。

あなたの勤務先企業では持続的な成長に向け、今までの事業に捉われない、新しい事業創出や製品企画に力を入れて取り組まれていますか。

調査によると、R&D部門が新しい事業創出や製品企画への貢献を「非常に感じている」と答えた従業員は僅か12.4%。これに対し、自社の取り組みが成功していると回答した従業員は、R&D部門の貢献をおおよそ4倍も感じていることが明らかになりました。このことは、成果を実感できる企業ほど、R&D部門が収益性の高い事業に積極的に関わっていることを示唆しています。

さらに調査 results は、R&D部門の活動が成果に結びついている企業には共通した5つの特徴があることを明らかにしています。中でも、中長期の研究戦略の共有や、顧客ニーズへの深い理解が成功に寄与しています。特に、社内外での技術理解や社外パートナーとの連携ができている企業ほど、成果を実感しやすい傾向が見られました。

電通総研と電通は、これらの調査結果を基に、企業の技術価値を事業創出へと繋げる「R&D For Growth」を進めていく方針です。R&D部門が経営の中で果たす役割は、単なる研究開発に留まらず、企業全体の成長を支える“ドライバー”として機能することが求められています。

詳しくは「電通総研」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

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