カシオ計算機が8月27日、クリエイター支援の新サービスを本格展開します。日本語テキストで効果音をAI生成する『Waves Place』と、配信者と視聴者をつなぐ番組表型スケジューラー『Streamer Times』で、制作と配信の効率化を狙います。どんな現場変化が起きるのか注目です。
2つの新サービスが同日リリース、制作から配信までカバーします


カシオ計算機は2024年8月27日13時から、クリエイターエコノミー域で2つのWEBサービスを公開します。1つ目の『Waves Place(ウェイブス プレース)』は、日本語テキストを入力するだけでAIが効果音を生成するサービスです。AI技術の研究開発を行う株式会社AIdeaLabと共同で開発した独自技術を搭載し、一回の入力で複数パターンを生成するほか、生成音をベースにしたバリエーション作成や、他ユーザーの類似音検索・ダウンロード機能を備えます。生成音は商用利用可能(ただし無料プランは商用利用不可)で、クリエイター向けの月額プランは無料~4,980円の4段階。Freeはクレジット20/月で商用不可、Starterは800クレジットで980円、Standardは2,200クレジットで2,480円、Creatorは5,000クレジットで4,980円です。
もう1つの『Streamer Times(ストリーマータイムズ)』は、ストリーマーとリスナーを仲介する番組表型のスケジューラーです。ストリーマーは配信スケジュールを登録・共有でき、リスナーは配信予定を一括確認できます。リスナー好みに合わせたストリーマー推薦機能で新たな推し発見を促進し、リスーマー側は視聴可能時間を入力することでファンが集まりやすい配信時間を把握できます。有料機能として、登録スケジュールをテキスト出力してSNS用のスケジュール表を作成する機能を月額550円(税込)で提供します。両サービスとも8月27日から本格展開し、カシオは今後もクリエイターの創作とファン活動を支援するソリューションを展開する方針です。
カシオはAIによる音生成と配信管理を両輪で提供し、制作と接点形成の双方を支援します。価格体系と機能を公開し、8月27日から利用開始です。
詳しくは「カシオ計算機」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權