40代男女100人の本音が明かした再配達の実態。過去3か月で61人が再配達ゼロなのに、配達時間帯や通知精度、置き配の使い勝手に強い不満が集中しました。あなたのサービスは選ばれる側か、改善が必要な側か――意外な実態を見ていきます。
40代が求める再配達改善の「3大要望」

物流倉庫マッチングサイト一括.jp」(株式会社eclore)の調査では、過去3か月に再配達を依頼しなかった人が61人、全体の61.0%を占めました。宅配ボックスや置き配、日時指定の利用が定着している層が多いことが示唆されています。一方で「2~3回」は18.0%、「1回」は17.0%で、合計すると約9割が少ない回数で済ませている状況です。ごく一部では「4~5回」「6~9回」「10回以上」と頻繁に依頼する層も確認されました。

再配達に対する負担感では「やや手間に感じる」が44.0%と最多でした。続いて「どちらともいえない」が23.0%、「あまり手間ではない」が16.0%と続きます。極端な声もあり「非常に手間に感じる」は7.0%、「全く手間ではない」は10.0%でした。評価が二極化しているため、利用者ごとのきめ細かい対応が求められます。

改善希望は上位から「配達時間帯の選択肢を増やしてほしい」が34.0%、「配達予定時刻の事前通知をもっと正確にしてほしい」が27.0%、「置き配や宅配ボックスの利用をもっと簡単にしてほしい」が24.0%でした。さらに「再配達の依頼方法をもっと使いやすくしてほしい」18.0%、「配達員とのチャット連絡」17.0%、「コンビニ・宅配ロッカー受け取りの選択肢拡大」15.0%と、利便性の向上を求める声が多岐にわたっています。
再配達ゼロが過半数である一方、高頻度利用者対策が物流効率化の課題であると指摘されています。時間帯の柔軟化、通知精度向上、置き配の利便性向上が、利用者に選ばれるサービス構築のカギになると言えます。
詳しくは「株式会社eclore」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權