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【数字で見る】経理部門の育成課題と属人化の現実


経理管理職の約9割が「部下の育成」に悩んでいる――NTTデータビジネスブレインズが221名を対象に実施した調査で明らかになりました。属人化やOJTの限界、学習意欲のギャップがDXの足かせになっています。対策はどこから始めるべきか、数字で読み解きます。

調査が示す3つの「現実」とその意味

あなたの部署で若手・中堅社員の育成に関して強化する方針や戦略はありますか?

まず、育成方針の有無を尋ねると、28.5%が「ある」、59.7%が「一部ある」と答え、合わせて約88%が何らかの方針を持つと認識しています。しかし「一部ある」が多数派である点は、育成が断片的で体系化されていない実態を示しています。結果としてOJT依存や育成のばらつきが残り、組織的なスキル底上げが進みにくい状況です。

属人化解消のための具体的な取り組み(例:マニュアル化、システム導入)を積極的に行っていますか?

次に属人化解消の取り組みについては、26.7%が「行っている」、59.3%が「どちらかというと行っている」と回答し、約86%が何らかの対策を実施していると見なされています。それでも「どちらかというと」が多い点は、標準化やマニュアル化、システム導入の実効性が十分でないことを示唆します。属人化が残るとDX投資の効果も限定的になります。

また部下のモチベーションは高いと感じる管理職が約81%である一方、育成に悩む管理職は195人、約88.2%に達しました。

その悩みに当てはまるものをすべてお答えください。

悩みの上位には「学習意欲が低い」(43.1%)や「OJTの限界」が挙がっており、日常業務への意欲と自発的な学びの間にギャップがあります。

あなたの部署に新人が入社した際の研修プログラムは整備されていますか?

新人研修も「整備されている」24.4%、「一部整備」61.1%で合計約85%と、初期教育が断片化している点も見逃せません。

経理部門の現場では、育成方針はあるものの断片化と属人化がDX推進の阻害要因になっています。体系化と学習意欲を引き出す仕組みづくりが急務です。

詳しくは「株式会社NTTデータジネスブレインズ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

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