医師の“本来業務”が取り戻せる――千葉・亀田総合病院とUbieの「ユビー生成AI」が電子カルテと直結し、年間約100時間分（約2週間）のがん登録情報収集時間を自動化。医療従事者の負担を約3割軽減した実証結果に注目です！
生成AI×電子カルテ連携で見えた効率化の全貌
亀田総合病院では、年間2万8,000件のカルテから約2,800件を手作業で抽出していたがん登録業務が課題でした。UbieはDWH（データウェアハウス）を介した電子カルテ連携基盤を構築し、「ユビー生成AI」で必要情報を構造化・要約。夜間に一括処理を走らせ、翌朝には登録対象リストが完成する仕組みを実現しました。
実験の結果、対象患者抽出時間は年間約100時間（約3割）削減。さらに、構造化された一覧情報を利用することで、登録作業全体も約30％効率化できる見込みです。これにより、医療従事者はカルテ参照の手間から解放され、患者ケアや専門性の高い業務により多くの時間を割ける環境が整いました。
亀田総合病院 情報管理本部 小川理氏は「DWH連携を起点に他業務への応用を進め、生産性向上を図りたい」とコメント。Ubie 原瀬翔平氏も「がん登録に限らず退院サマリーなど多様なユースケースで自動処理を実現し、医療現場の真のDXを推進する」と意気込みを語ります。
詳しくは「Ubie株式会社」まで。
レポート／DXマガジン編集部 海道
