「ドライバー不足の救世主?!」──大和物流とT2が、7月2日から関西⇔関東間の高速道路で自動運転トラックによる住宅用建材輸送を実証開始。2025年10月末まで全4回のテストで、輸送品質とリードタイムを同時に検証します!
自動運転トラックで実現する次世代物流
大和ハウスグループの大和物流株式会社と自動運転技術のT2は、2025年7月2日より関西の奈良工場~関東の海老名物流センター間で、自動運転トラックによる幹線輸送の実証実験をスタートしました。
実験は2025年10月末までに全4回を予定。積載貨物は、重量が不均一な住宅用建材・設備で、輸送中の振動や衝撃による破損リスクを抑えつつ、走行ルートとリードタイムの妥当性を検証します。
使用車両はドライバー同乗のレベル2自動運転トラックで、想定運用パターンごとの有効性を確認。これにより、将来のレベル4自動運転トラック導入に向けた具体的データを収集します。
背景には、ドライバー労働時間規制強化による「2024年問題」があります。大和物流は1998年から独自の調達物流体制を運用してきましたが、ドライバー不足への対応策として自動運転技術に注目し、2023年にT2へ出資。今回の実証実験はその延長線上に位置します。
両社は本実証を経て、2027年開始予定のレベル4自動運転トラックの実用化を目指し、輸送品目の拡大や定期運行の実現に向けた準備を進めます。
詳しくは「大和物流株式会社」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道