「AWS環境でOracleの自動化DBが使えたら…」その夢がついに実現!7月8日、OracleとAWSが共同で「Oracle Database@AWS」を米東部・西部リージョンで一般提供開始。年内に計20カ所のAWSリージョンへ拡大し、シームレスなDB運用とAI活用の扉を開きます。
AWS×OCI統合でDB運用がこう変わる
Oracle Database@AWSは、AWS上でOCIのExadata Database ServiceやAutonomous Databaseを専用インフラ上で稼働可能にしたサービスです。現状は米国東部(北バージニア)と西部(オレゴン)リージョンで利用でき、年内にカナダ(中央)、フランクフルト、ロンドン、東京、大阪など計20リージョンへ展開予定です。
企業は既存アプリを再設計せずとも移行でき、リアルアプリケーションクラスター(RAC)や最新のOracle Database 23ai(AIベクトル検索内蔵)をフル活用できます。さらに、Oracle–AWS間のゼロETL統合で、複雑なデータパイプラインを排除。Amazon S3へのバックアップやAWS Analytics・機械学習連携もスムーズです。
早期導入企業のFidelity Investmentsは「クラウド移行の手間が激減し、グローバル展開が加速した」と評価。Nationwideも「既存のライセンスとAWSコミットメントを併用でき、コスト最適化に寄与」と歓迎しています。
このリリースは、ITモダナイゼーションとクラウド戦略の分水嶺。多彩なAWSサービスと結びつくOCIネイティブDBで、企業は高度な分析やジェネレーティブAIを活用した新機能開発へ一気に舵を切れるでしょう。
詳しくは「Oracle Corporation」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道