ついに日本のIT人材不足が限界を迎えた——。不足数は約140万人。そんな中、韓国・インド・米国の3社が日本と連携し、国境を越えたデジタル人材マッチングが本格始動。人手不足に悩む企業にとって、希望の架け橋となるか？
世界とつながる“エンジニア越境計画”始動
LAPRAS株式会社（東京都渋谷区）は、韓国・米国・インドに拠点を持つ人材企業3社と連携し、「Global Bridge（グローバルブリッジ）」という新たな人材支援プログラムを開始しました。
狙いは、日本の深刻なIT人材不足を、海外の優秀なエンジニアの活用で補うこと。AIやデータ分析などの先端領域で活躍する人材と、採用難に直面する日本企業を結びつける“国境を越えたマッチング”です。
具体的には、海外就職支援、リモート勤務案件の提供、ビザ取得支援、企業の海外進出サポートなど、多方面からの支援を用意。すでに日韓間ではサービスが開始されており、今後はインドや米国との連携も加速します。
一方で、各国のIT事情は対照的です。日本は人材不足、韓国は若者の雇用難、インドは供給過多、米国は世界中からの人材獲得に熱心。こうした“需給のズレ”を埋める仕組みとして、Global Bridgeは世界に開かれた雇用の新潮流となり得ます。
この動きを牽引するLAPRASは、エンジニアのスキルをAIで可視化し最適マッチングを図るHRスタートアップ。今回の取り組みは「すべての人に最善の選択肢をマッチングする」という同社のミッションを、世界規模で体現するプロジェクトです。
人材獲得の主戦場は、もはや国内ではありません。越境が当たり前となる時代が、静かに始まっています。
詳しくは「LAPRAS株式会社」まで。
レポート／DXマガジン編集部 海道
