広がるデジタルチャネルの中で、メールマガジンの重要性が見直されています。調査によると、SNSや生成AIの台頭がもたらした検索・購買行動の変化においても、依然としてメールマガジンは重要な役割を果たしています。最近のデジタル環境では、SNSの利用が拡大し、生成AI技術が急速に普及しています。この背景の中、ユーザーの情報収集や購買行動が変化していることが示されています。従来の検索エンジンだけでなく、SNSや生成AIを活用した情報探索が一般化しています。本調査は、このような変化を見据え、メールマガジンがどのような価値を提供できるのかを明らかにすることを目的としました。
調査は全国を対象に、20歳以上の男女を対象に実施され、1109人からの有効回答を得ました。その結果、メールマガジンをきっかけに取った行動の割合が昨年を上回り、特に「1万円以上」消費したユーザーの割合が大幅に増加しました。Webでの消費が20.7%、店舗での消費が14.8%と、メールマガジン起点での購買が活性化していることが示されています。
商品やサービスを探す際のメディア・ツールにおいて、年代別では顕著な違いが見られます。特に20～30代はSNSが主流であり、その中でもYouTubeやInstagramが重要な役割を果たしています。一方、40代以上はWeb検索を重視する傾向があります。このことから、若年層はSNSを利用した情報収集を行い、シニア層は伝統的なツールを好む傾向が強いことが浮き彫りになりました。
興味深いことに、メールマガジンは全世代で一定の信頼性を保持しています。特に60代では、購入決定においてメールマガジンが重要な役割を果たしていることが示されています。回答者の多くはメールマガジンの内容が「わかりやすい」と「信頼できる情報源」であると答えています。調査では生成AIの利用率が63.0%に達し、主な活用シーンとして「情報収集」が挙げられました。情報収集に加え、口コミや評価を調べるために生成AIを活用しているユーザーも多く、情報の信憑性にも多くの信頼が寄せられています。今後、生成AIが購買行動に与える影響はさらに大きくなると予測されます。
詳しくは「株式会社ライトアップ」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松
