地方の中小企業が直面する深刻な「事業承継」問題。後継者不足やデジタル化の遅れが、地域の活力を奪う危機に瀕しています。しかし、鹿児島県で開催されるセミナーが、この課題にDX（デジタルトランスフォーメーション）で挑む新たな光を投げかけています。上場や海外進出を果たした経営者の秘訣を学ぶ、またとないチャンスが到来です！
「上場・海外進出・新薬販売承認」の軌跡
2025年6月2日、鹿児島県で中小企業の事業承継や成長戦略をテーマにしたセミナーが開催されます。このセミナーの第一部では、株式会社新日本科学の代表取締役会長兼社長である永田良一氏が、「私は、こうして会社を上場させ、海外に進出し、アメリカでの新薬販売承認を獲得した」と題し、講演を行います。
永田氏の講演は、地方の経営者にとって、事業を継承しつつ、DXを活用して成長戦略を描くための具体的なヒントとなるでしょう。事業承継は、単に経営者が変わるだけでなく、組織文化、技術、顧客基盤といった無形資産の継承と、それをデジタルで最適化するプロセスが重要となります。
日本全体で中小企業の事業承継は喫緊の課題であり、特に地方では後継者不足が深刻化しています。帝国データバンクの調査でも、国内景気DIが2ヶ月連続で悪化し、中小・小規模企業が悪化している傾向が示されており、物価高騰や人手不足といった共通の課題に直面しています。
このような状況下で、事業承継におけるDXは、企業の持続可能性を高める上で不可欠な要素となります。例えば、顧客データの一元化、業務プロセスのデジタル化、クラウド会計システムの導入などは、事業の引き継ぎをスムーズにし、新たな経営者が迅速に事業を理解し、成長戦略を実行するための基盤となります。
詳しくは「株式会社新日本科学」まで。
レポート/DXマガジン編集部海道
